Pマーク~個人情報保護教育~情報の価格 | 愛唱会ジャーナル

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歌曲、唱歌、童謡、オペラ・アリア、合唱曲などを楽しむグループ
外国曲にも積極的に取り組んで、脳の老化抑制を期待する  
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いわゆるプライバシーマーク(略称Pマーク)の認定事業者の従業員教育を受けた。
 
マークの使用に値する個人情報保護体制が整備されているか否かを審査、認定する機関の職員が1時間にわたって講義し、その後、我々受講者が制度を理解したかどうかのテストが行われる。
 
テストは1015分で択一式15問である。大体は常識で答えられる問題であるが、当管理人は2問間違えた。と言っても、内心、問題の出来が悪いのだと思っている。
 
つまり、正解を特定できない曖昧な問題が含まれていたと言いたい訳だ。歳を取っても、試験の成績には見栄を張る癖が直らない。今更どうってこともないのに。
 
ところで、企業や団体がPマークを取得したからといって、個人情報が完全に保護されるものでもないことは周知の通りで、名だたる名門企業などでの情報漏洩事件が時々明るみに出る。
 
制度を整備しても、それを運用するのが生身の人間である限り、確率的に過失や故意による事故・事件は起こりうる。
 
その発生を出来るだけ抑え、発生した際の迅速かつ適切な対応が出来る用意をしておくことも体制整備に含まれる。
 
規定やマニュアルの作成、施行、周知、教育訓練、監査など考えられる限りの体制を整え、実行しなければならないので、真面目に取り組むとすると結構大変なことだ。費用もそれなりに掛かる。高コスト社会が顔を覗かせる一面だ。
 
仮に個人情報が洩れた場合の損害を金銭的に評価することなど不可能だと思うのだが、現実には被害者(個人情報を漏らされた顧客本人)一人当たり1万円を5万人余に支払った企業があるそうだ。
 
実際の損害が発生していなくても、早めに手を打って幕引きをするのが賢明なのだろう。そのための5億円はお安い費用なのだ。