亜熱中症での愛唱会第76回例会は、メンバーの集合時間もまちまちで、ひと月ぶりらしい練習であった。
仕上がりに不安のある曲は「菩提樹」で、三重唱各パートに難所がある。タイミングと音取りの両方に関わる難関だ。
望先生は「本番まで後4回しか練習がない」と不安げだが、メンバーは年の功か、全く心配していない。
「万一、迷子になったら、メロディーを担当しているパートに合流する」という申し合わせをした。間奏の際に一息ついて出直すことになる。こんな考え方自体が「邪道」であるような気もするが。
他の4曲、「夏の日の贈りもの」「白鳥の歌」「君恋し」「ローレライ」は、表現を豊かにする課題はあるものの、一応目星が付いた。
近所の寺のリュウゼツランの開花が漸く世間の耳目に触れたようで、カメラマン二人組が、物置の屋根の上に脚立を組んで撮影していた。植物研究者であれば、接写や組織採取のため、至近距離で櫓を組むなどするだろう。
それにしても、このリュウゼツランの花茎は、生え際から傾いて成長しており、途中で向きを鉛直に修正しているのは、如何なる事情によるのか。
(他所様の芸術的な写真を拝借した。)