花屋さんに啓翁桜(けいおうざくら)が並びはじめましたね。 私はこの桜が大好きです。
さっそくつぼみがほどよくふくらんだ枝を買ってきて、自宅で咲かせてからドライフラワーにするためにオリジナル製法で仕込みました。
サクラの花びらはとてもやわらかくて繊細ですから、埋設材でていねいに埋めていきます。
サクラは水分が少ないですから、だいたい5日ほどでドライフラワーになります。
今年はサクラのドライフラワーをエポキシレジンに閉じ込めて、時計を作ります。
これから原形を作って、シリコンで型を取って、2月からレジンに閉じ込めて制作に入ります。
ちなみに、下の画像の桜は、ちょうど1年前に作った啓翁桜のドライフラワーで、ずっと保管しておいたものです。
まったく劣化していませんね。
アメージングスタイルドライフラワーをご覧になった方に、「作ったドライフラワーはどのくらいもちますか?」と、よく質問されます。
アメージングスタイルドライフラワーも、自然乾燥させたナチュラルドライフラワーやシリカゲルで乾燥させたドライフラワーと同じで、空気に触れる飾り方をしますと、花にもよりますが、少しずつ色があせたり、茶色っぽく変色したりしていき、だいたい1ヶ月から2ヶ月くらいでナチュラルドライフラワーのような色合いになります。
(生花が1ヶ月くらいかけて、ゆっくりとナチュラルドライフラワーになっていく、という感じです)
でも、ドライフラワーが傷む原因をよく理解して、きちんと保管しておけば、1年経ってもまったく劣化することはありません。
これは密閉できる容器にドライフラワーアレンジメントを入れて飾った場合でも同じで、理論的には5年でも10年でも劣化しません。(色素によっては徐々に色が抜けることもありますが)
きれいなドライフラワーを作るにも、作ったドライフラワーを永く持たせるにも、私のようにレジンに閉じ込めて作った作品を永く楽しんでいただくためにも、花を化学的・科学的によく知ることがとても大切なのです。
花やドライフラワーが傷んでしまう原因、それを解決する方法はテキストでくわしくご説明しています。
サクラのアメージングスタイルドライフラワー
認定スクールではありません。
オリジナル ドライフラワー製法の
制作キット(テキスト付)の販売ですので
ご自宅でお楽しみいただけます。