今日は5月19日の続きです。
ヤマホトトギスのレジンフラワーの、アロマディフューザーの台座制作の様子を、引き続きご覧いただきますね。
これはレジンブログの方で記事にすべきだったかな? と思わないでもないですが、このブログも近いうちに 「レジンフラワーブログ」 変更しますし、リンクでシンクロしていますからいいですかね。
今回の記事も画像が多くて長いですが、レジンフラワーに興味のある方にとりましては、とても有意義な内容ですから、ぜひご覧くださいね。 ほかでは絶対に見ることのできない、プロの制作工程です。
台座の原形が完成しました。
厚紙で囲います。
原形と厚紙の間は5ミリで大丈夫です。
厚紙の幅は、原形の高さ+5ミリです。
原形を作るために撮ったシリコン型の重さを計量して、流し入れるシリコンの量を決めます。
計量して出た数字+20グラムくらいが適量です。
しりこんを必要量計量カップに取り分けて、その100分の1の硬化剤を添加して混ぜ合わせます。
硬化剤の量はだいたいで大丈夫です。
原形の表面に気泡が残らないように、少しずつシリコンを流し入れていきます。
わかりにくいですが、プラスチック板をのせて、型の底の部分を平らにします。
1日おいてシリコンが固まったら、厚紙を取り外します。
原形の下に入り込んだシリコンを、カッターナイフで慎重に切り取ります。
3つの丸はなんなのか? 5月19日のブログをご参照くださいね。
シリコン型のバリをカットします。
こういうこまかい作業工程が後々とても重要になります。
数時間、天日に当てて養生をします。
こうすることでレジンの型離れがよくなります。
メーカーは 「そんなことはありません」 と言いますが、30年近く型取りとレジン成型をしてきた私の手の感覚の方が正しいです。
ここまでで型の完成なのです。
レジン流し入れる前に、離型剤を吹き付けます。
離型剤を吹き付けることで、レジンの型離れをよくするとともに、型が劣化するのを防ぎます。
余分な離型剤を軽く拭き取ります。
こういうところが大事です。
前回、ポリウレタンレジンの必要量を計量によって導き出しましたから、その量に10グラムプラスして、3で割り切れる数字をエポキシレジンの総量とします。
なにを言っているかわからない、という方は、こちらの 「Howto~レジン教室 3」 をご参照くださいね。
計量した主剤と硬化剤を丁寧に混ぜ合わせます。
型にレジンを少量流し入れます。 30グラムくらいかな。
レジンを別容器に少量取り分けて、ホワイトの顔料をほんのちょっと混ぜます。
レジンにホワイトで着色したレジンを入れて、軽く混ぜ合わせます。
完全には混ぜ合わせません。
型に流し入れたレジンを、型全体に広げて表面をある程度覆います。
そこにホワイトでマーブル調にしたレジンを流し入れます。
1時間ほど経ってレジンが落ち着いたら、竹串などで全体の模様を整えます。
このまま1日おいて硬化させます。
これが型取りからレジンの流し入れの、一連の作業工程です。
「うわぁ~~めんどう・・・」 と思われるかもしれませんが、ひとつひとつの作業工程をもう一度見直してみてください。 決してむずかしい創作ではないでしょ? がんばれば小学生高学年にもできる作業内容です。
ひとつひとつは簡単な作業工程を足していくことで、複雑と思える制作が可能となるのです。
大切なのは 「むずかしそう・・・」 という気持ちを、心の中から捨て去ることです。 それが一番大事なことなのですよ。
さて、硬化したレジンはどんな表情になっているでしょうね。 お楽しみに。