JTが、タバコの値上げを実施するとのニュースリリースが発表されました。
http://release.nikkei.co.jp/detail.cfm?relID=131762&lindID=4
270~280円程度の現行価格が、300円程度、約7%程度の値上げとなります。
これはタバコ税の増税に関してのもの、ということですが、記憶に新しいのが、
ティッシュペーパーなどが6/1から25%値上げ、というものです。
私はタバコは吸わないので、タバコの値上げの件は家計に影響しませんが、
ティッシュペーパーについては、この間の日曜日にまとめ買いをしました。
原油高や、これまでのデフレの関係もあり、商品単価は値上げの方向へ向かって
いることは間違いのない事実だと思います。
今回のタバコや、製紙・鉄鋼など、源流側が寡占状態にあったりして、統制の
取れているところは、値上げも容易だと思います。
また、こういう値上げの状況はニュースリリースの形で一般の市民の耳にも
入るため、店頭での値上げも不可能ではありません。
(売上に影響する可能性も高い上、一部量販店では、集客のために価格据置を
実施することもよくあるので。)
問題は、中間で原料を加工する企業にあります。
源流からは一方的な通告で値上げをされ、下流の販売店からは、値上げ拒否と
板ばさみ状態となることが大半だからです。
その時に、如何に値上げを進めていくのか=「値上げをされてもこの企業から
買いたい」と思わせるか、に焦点をあてて考えるべきではないでしょうか?
まわりが値上げをしているときに、自分だけ値上げをせずに売上を稼ぐ、
非常に簡単なやり方です。
ただ、加工業者であれば、他が真似できないような独自の技術・商品を持つことや、
問屋であれば、価格以外のサービスで、他の問屋とは一線画したことをしていくことで
独自性を出していくことができるのではないでしょうか?
ここ数年はデフレ経済で、モノの価格がどんどん下がるという状態でした。従って
各企業の若手営業マンは「値下げ営業」しかしてこられなかったのが実情だと思います。
これからは、新しく値上げをお願いする営業をするわけですから、非常に困難で、かつ
モチベーションも下がることと思います。
ただ、それは営業のスキルだけの問題では無く、上で述べたように、会社として独自の
技術・サービスを追求していく必要があると思います。
当然、こういったことは、今日明日でできることではありません。
常日頃から、不断の努力で積み重ねた結果なのです。
これまで、企業はコストダウンをメインに収益性を上げてきました。
研究開発費を削ったり、サービスのための人間のリストラを行なった企業もあるでしょう。
値下げ→値上げと環境が変わった中で、これまでの各企業の取組みがはっきりと見えて
来るのではないか?と思っています。