寺社好きとお城好きは共通するもんがありそうですけど、僕はお城ほとんど興味ないんです。
今日ご紹介します小林八幡神社の境内及びその周辺には、天正7年4月に織田信忠の軍勢が築いた6箇所の付城の1つの跡地になっているそうです。
ネットで調べても、付城のことはいっぱい出てきますけど、神社のことは概要的なこと以外は詳しく出てきませんでした。
まぁ、城趾は元より、神社自体よりも興味の対象は別にありましたので、それは構わないんですけどね。
鳥居
手水舎
御由緒
八幡神社ですけど、天児屋根のほうが主っぽいね。
ざっと見たら岩戸開きのことが彫られていたのですが、違和感のある字が混ざっていたので、すぐに目がいきました。
パニック!
この手の文章に合ってない言葉ですが、わかりやすいといわれればそれまでです。
境内
拝殿
こちらの注連縄もこれまでのと同様のものですね。
狛犬
神額
拝殿向かって右の境内社
その狛犬
戸隠神社でした。
御祭神はもちろん天手力雄命。
八幡神社本殿(覆殿)
さてと、メインのエリアを探しますよ。
すぐ見つかって、これです。
陰陽の祠と名付けられています。
何時この地に根を下したか、苔むしたこの山桃の古木にしめ縄が張られているのを見て、この神奈備(もり)を守る神木だと見られたが、誰もそれ以外の事はわからなかった。
ところが平成五年の夏、はからずもこの古木の洞穴に女陰とおぼしき神秘に目をとめた氏子総代並びに自治会役員は斉しくこの古木に張られたしめ縄の所以とする処を知った。
思うに陰陽具象の造形に子宝恵みと安産を祈る古代信仰はこの現世にも大きく生き続けていることに思いをいたし、新たに陽を伴いきたり陰陽石の祠として鎮め奉る。
と、書かれています。
陰陽と書いて『ふるさと』と読ませています。
生殖器は生命のふるさとという意味合いからでしょうかね。
そして、これに気がついた氏子総代さんらは、むっちゃ盛り上がったことでしょうね。
さらに陽を追加するなど、いい仕事なさいました。
では見てみましょう。
桃の木の幹の陰陽の祠
女陰に見える穴の前に人工的な男根が立っています。
いっそのこと突っこんでしまったらよかったのに。
説明の立札なかったら気づかない人多いと思いますよ。
背後から。
平成になってそう言われるようになったみたいなので実際のところはどうだかわかりませんが、現在そのように祀られているのであれば、立派な信仰です。
しかも近年とはいえ、三十年も続いてますからね。
てことで子孫繁栄系リンクに堂々と加えておきます。