箕島神社(高島市) | 神社ぢからと寺ごころ

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寺社を通じて教わった気づきを綴ってまいります。
頂いた御朱印も順次公開していきます。
磐座とか陰陽石を探すほうが多くなってきてましたが、最近では街中の小社ばかり回ってる気がします。

とあるファイナンシャル系のサイトで、寺院(住職・僧侶)と神社(神主・神職)神の平均年収が525万1300円と紹介されていました。

寺と神社一緒にしてるし、そこには大寺院の住職なんかも含まれているので平均が上がってしまってるものと思われます。

平均値ではなく中間値で出してほしいよね。

うちの産土の宮司の年収は大卒の一年目ぐらいです。

これだけ見たら安すぎるのですが、住まいは社務所を兼ねてるため、家賃もかかりませんし、固定資産税も光熱費や通信費も神社経費ですから、一概に比べられないんですよね。

条件が違いすぎる職業だと思うので、平均年収を出しても全く参考にならないのです。

さてさて、三田で消化不良だったので、日を改めて滋賀県は高島市にやってきました。

主となる目的は2箇所でしたか、このあたりで行ったことのない神社もありますので、たくさん回ってしましたよ。

安曇川駅でレンタサイクルしまして近江高島駅で乗り捨て計画。

料金1000円。

乗り捨て料金が500円かかります。

ますは、箕島神社から。
延喜式神名帳に記載されている箕島神社に比定されています。

火災のため記録を喪失しており、創建由緒不明ですが、延喜式神名帳が編纂された927年以前の創建となると思われます。


これは舞殿でいいかな?

手水舎

Google Pixelに替えましたけど鮮やかな写真をあまり撮らないので実感なかったのですが、石ものの灰色もかっこよく撮れてるように思います。

箕島が三島と同音で、俗に三島明神と呼ばれるため、三島・大山祇信仰ともされ、御祭神は大山祇が充てられています。


他の資料では事代主となってたりしますけど、三島明神の時点で合さってますから、どちらも正解とも言えるかも知れませんね。


話長くなるので簡単にしか言いませんが、ここのというか三島の事代主がどの事代主かという問題もあるんです。


事代主という名も本名なわけがなく役職名でしょうから、僕は三島の事代主は国譲りの時代の事代主ではなく、もう少し後の積羽八重事代主のほうだと思っています。


こんぴらさんもこちらの事代主だと思えば少しずつ辻褄があっていきそうな気もします。


この積羽八重事代主が、大山祇を継いだとしたら、三島明神の理由が立ちます。


大山祇の娘婿といえば瓊瓊杵ですけど、天孫に『主』のような臣下の役職をさせるわけにはいかないので、むしろ積羽八重事代主は養子になったのかも知れません。


あと、間違いのないように言いますと、大山祇にしても世襲名ですから、木花咲耶姫の父のの大山祇と同一かどうかもわからないところです。


狛犬は笑ってます。


拝殿

本殿

立砂あるし、なんらかの遙拝所かもですがわかりません。
後で調べたらええかと思ってたんですが、ざっと調べた程度ではわかりませんでした。

こちらもわかりません。

こちらもね。

さらにこれも。
わからんものはわからんと書けばいいと思うようになってから、気分が楽になりましたよ。

『なんか石』みたいな感じで。

寺社ブログやってますと、間違えたこと書けないし、見栄もありますから知っふうなこと言う時期もありました。

でも、わからんものはわからんでいいですよ。

なぜなら、わからんから。

最近は少なくなったのか聞かなくなりましたけど、一時期はちょっと間違えたこと書くと鬼の首を取ったようにすぐにコメントで批判するような案件よくありましたよ。

僕も、間違えたこと書いていたり、知らない情報を教えていただくことも多いですが、そういった批判コメントってないんですよ。

指摘される方は僕の自尊心を傷つけないように、かなり遠慮したコメントいただいていて、ありがたく思っていますし、僕もいつも読ましてもらってるブログで間違いなんかがあった時も、なるべくなら間違いが広まる前に助言したいなと思っています。

最後に鳥居、