ほぼカニ神社(神戸市東灘区) | 神社ぢからと寺ごころ

神社ぢからと寺ごころ

寺社を通じて教わった気づきを綴ってまいります。
頂いた御朱印も順次公開していきます。
磐座とか陰陽石を探すほうが多くなってきてましたが、最近では街中の小社ばかり回ってる気がします。

カネテツデリカフーズの商品で、『ほぼカニ』シリーズがあります。

『ほぼカニ』以外にも『ほぼズワイ』『ほぼタラバ』『ほぼホタテ』『たいたい毛ガニ』などがあるそうです。

毛ガニだけ完成度低かったのかな。

『ほぼカニ』ですから『カニ』ではなくカニのような練り物なので、ふと立川志の輔師の『バールのようなもの』という落語を思い出しました。

大工のはっつぁんがご隠居に話を聞きに行く、よくあるパターンで、
いくつかの問答を繰り返したのち、はっつぁんは『バールのようなもの』が必ずしもバールではないという事を教えられます。

ご隠居が大工のはっつぁんに『バールのようなもの』は、必ずしもバールではないという説明で
『女のような』は女じゃない。
『夢のような』は夢じゃない。
『ハワイのような』と言ったら、熱海だよ。
と、言うのがたまらなく好きな場面です。

ハワイのようなハワイ公園
六甲アイランドにある公園です。

目的地はカネテツデリカフーズの神戸本社でして、六甲アイランドのアイランド駅からグーグルマップだと車道を歩かされますが、ハワイ公園を通り抜ければ若干早くつきます。

ハワイのような椰子

六甲アイランドには神社はありませんが、こういった企業の社はたくさんあると思われます。

これはカネテツではなく、その手前の企業のです。
関係者以外は入れないと思います。

カネテツデリカフーズ
本社の敷地の北西角に、ほぼカニ神社という、神社のようなものは鎮座しております。

ほぼカニ神社
朱塗りの社殿とズワイガニの色のマッチングは完璧ですよね。

4月1日に完成したとネットニュースで見つけたのですが、エイプリルフールなので嘘だろうと思ってたのですが、本当にあるようでしたので来ました。

4月1日を『ほぼカニの日』と登録したそうで、おそらくは『ほぼカニ』はカニじゃないので、人を騙す日であるエイプリルフールにしたのだと思います。

御由緒
洒落てますね。

社殿

狛犬ではなくカニの爪。
せっかくなので、千木もカニにして欲しかった。

後日写真をよく確認したら、ここカニの頭の形になってましたわ。

そして神紋もカニの爪でした。

細かいとここだわってましたね。

社殿の中

御祭神は、ほぼカニ様です。


御神体と言われてるズワイガニ

ほぼカニ食べようとしてます。

参拝の作法

敷地内には、本来の企業内の神社が見えました。

横から。

神額
写真拡大したら、住吉大神と稲荷大神と読めました。

前のスマホだとこういうの拡大しても読み取れなかったのですが、グーグルピクセルというか新しいスマホカメラ優秀だわ。

住吉さんが祀られてるってことは、このあたりだと本住吉神社からの分霊かな?

ほぼカニ神社も神職来てたようなので同じだと思います。

参拝の作法の五にあるように、てっちゃん工房行ってみました。

本日休館日

てっちゃん工房は行けませんでしたが、目的は達成しましたので
ということで。

久々にこの手の神社に行くことができて大満足です。

いち早くご紹介したかったので割り込み投稿しました。

お遊び要素の強い神社なので、毛嫌いされる方もあるかと思いますが、こういうのは尼津彦としては大好物の部類ですので悪しからず。