吉備津彦神社・備前国一宮 | 神社ぢからと寺ごころ

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寺社を通じて教わった気づきを綴ってまいります。
頂いた御朱印も順次公開していきます。
磐座とか陰陽石を探すほうが多くなってきてましたが、最近では街中の小社ばかり回ってる気がします。

職場の近くの喫茶店でコーヒー飲んでてたら、左右の席にそれぞれ男女が向かい合わせに座ってたんですが、聞こえて来る話から、右はマルチの勧誘、左はスピの診断系とわかりました。

どちらもツッコミどころ満載の話をしてた。

マルチのほうは、違法じゃなく法の抜け道だということをアピールし、抜け道なので利益に所得税がかからないって言ってました。

違法やし脱税やし。

スピのほうは、人のオーラみたいなもんが見えるとかって話で、相手の良いとこを誰にも当てはまるような表現で褒めてました。

そんで、人のオーラが見えるようになると、悪意をもった人がわかるので危険を回避できるようになるらしい。

僕、隣にいるんですけど、わからんのかな?

あ、悪意じゃなくて敵意なのでわからんのか。



酔った勢いで買った青春18切符は全部使い切れないだろうからチケットショップに売ろうと思ってたんてすが、使える期間が残り少なくなると買い取り値段が安くなることもあり、それなら自分ですべて使い切っちまおうってことで最後の5回目使って岡山来ました。

岡山の一宮は四つありまして、備前国一宮は吉備津彦神社と石上布都御魂神社、備中国一宮は吉備津神社、美作国一宮は中山神社です。

なんとか多く回ろうと考えましたけど、所詮は無理な話でしたので、堅実に回ることにしました。

まずは備前国一宮の吉備津彦神社から。

お馴染みの備前焼の狛犬

参道

神池

亀いっぱいでしたが、人に慣れてるのか逃げません。

神池の鶴島に鎮座する靏島神社。
御祭神は住吉の四神です。

他に亀島ってのがあって亀島神社が鎮座していたのうですが行けてません。

鶴と亀って陰陽を表すことがあり、鶴が陽で亀が陰とされることがあります。

随神門

手水舎

拝殿

拝殿前の狛犬の表情がたまらん。

職場の月刊ムーな先輩に、吉備津彦神社行くって話を前日にしたら、男根の石があるって言うのですが調べてもわからんかったんですよ。

本殿の横の細い道を進むとって言ってたので、それらしいのはこちらかと。

子安神社ですよ。
御祭神は、伊邪那岐命、伊邪那美命、木花佐久夜姫命、玉依姫命です。

しかしそれらしき石はなかったです。

子安神社の脇に自生する蕨を夫婦で食べると懐妊するという伝承があるらしいのですが、蕨のシルエットって男根ぽいよね。

子安神社の隣には七つの末社が並んでます。
名称と御祭神を書いておきます。

下宮  倭比賣命
伊勢宮  天照大神
幸神社  猿田彦命
鯉喰神社  楽々森彦命荒魂
矢喰神社  吉備津彦命御矢
坂樹神社  句句廼馳神
祓神社  祓戸神

天満宮

参拝日は4月1日でしたけど駐車場には鯉のぼりがたくさんぶら下がってました。
カラフルな鯉のぼりに、いろんな色の車って案外マッチングしてますよね。

さざれ石

本殿の写真撮りに戻ります。
拝殿、祭文殿、渡殿、本殿と並んでいます。

祭文殿と渡殿の間あたりにこのようなトンネルがありました。
先に家族連れが入って行かれたので、ついて行こうとしたら戻ってこられたので、『一方通行ですか?』って聞いたら、『そうではないみたいですが、反対側からじゃないと運気が上がらないみたいです。』みたいなことおっしゃってましたら、ご家族の後から出てきたおばさんが、『桜井識子さんが本で書かれてて』とか言い出したので、無視して行きました。
もしかしたら吉備津彦神社としてもそう勧めてるのかも知れませんけど、そういうこと言う人って、神社のルールを守らずに、信望している人の言う事聞くでしょ。

さらにそれを人に強要するようなことを言う。

桜井識子さんが『ひっそりと』スピリチュアルしてた頃のブログは好きだったんですよ。

介護のお仕事されてて、その利用者のご老人とのやりとりからの気付きなんて、ほんと読んでて心が温まる感じがしました。

でも、本が売れてしまって変わってしまい、もう戻れないとこまで来てしまったんだと思います。

御本人の責任もありますが、周りが悪いと思います。

通り抜けてきまして、こちらが渡殿です。

祭文殿

こっちからトンネル入っていく人のほうが多いね。
運気が上がったか下がったかなんて、同条件で比べようがないので、ほんと気持ちの問題ですよ。

もしそれに理由つけるなら、男性は左回り、女性は右回りとかです。

稲荷神社のほう行ってみます。
実はこの時点で御朱印は戴いてて、この後のコースに向かうルートとしてこちらに行ってるんですが、掲載の都合で。

鳥居抜けた先には温羅神社。
御祭神は温羅の和魂。

吉備津彦神社の説明によると、桃太郎では吉備津彦命と戦った温羅は鬼とされていますが、吉備の国に様々な文化をもたらし『吉備の冠者』の名を吉備津彦命に献上したとされる温羅命の和やかな御魂をお祀りしています。とのこと。

やはり悪者にはされてないですね。

さらに末社が三つありまして、こちらは十柱神社。
御祭神は、吉備海部直祖、山田日芸丸、和田叔奈麿、針間字自可直、夜目山主、栗坂富玉臣、忍海直祖、片岡健命、八枝麿、夜目丸。

所縁の人々なのだろうけど、調べる気にはならないな。

牛馬神社と祖霊社
牛馬社の御祭神は保食神だそうです。

さらに上に行きます。

稲荷神社

卜方神社
御祭神 は 輝武命と火星照命

こちらも聞いたことない名ですが、旧岡山藩主の祖である池田信輝公と池田輝政公の霊神がお祀りされていますとのことです。

このまま吉備津彦神社の背後の山中に突入します。

備前国一宮の御朱印
授与所でね、御朱印のやりとりしてたのが女性だったため、かなり聞きにくかったのですが勇気出して、『ちんちんの形の石があるって聞いたのですが、どこかにありますか?』
って聞いたんですが、聞き取れなかったようで『なんの石がですか?』って。

二度は言えないのですかさず『奥の磐座ってどういけばいいですか?』とごまかしました。