大縣神社(犬山市) | 神社ぢからと寺ごころ

神社ぢからと寺ごころ

寺社を通じて教わった気づきを綴ってまいります。
頂いた御朱印も順次公開していきます。
磐座とか陰陽石を探すほうが多くなってきてましたが、最近では街中の小社ばかり回ってる気がします。

いよいよ愛知県のアッチ系の寺社巡りはラストとなります。

4箇所だけの予定通り、近辺の寺社を検索せず、当初の目的に従って行動するという、僕としては珍しい日でした。

田縣神社を出まして駅に向かって歩いてますと、祠がみっつありました。
いつもならチェックして、これだけで一記事書くのですが、この日は決めた寺社のみにする強い意志がありましたので、スルーでしました。

田県神社前駅から一駅の楽田駅から徒歩15分ほどです。

一駅ですけど、こちらは犬山市です。

道中にいくつか神社もあるみたいでしたし、鳥居も見えてたりしたのですが
、我慢してまっすぐ進みます。

田縣神社に向かう時から、少し雨が降ってきてたのですが、傘買うまでもないだろうと余裕かましてましたら、普通に降ってきました。

少しで戻ればコンビニあったのですが、雪に変わりそうだったので、進みます。

結局雪にはならず、みぞれに打たれたがら大縣神社に到着です。
田縣神社は『たがた』と読みますが、こちらは『おおあがた』です。

手水舎
豊年祭には女性器を模したおかめのオブジェが登場するので話題になります。

が、しろい布をすっぽりかぶった御婦人たちの行列のほうが、重要なようです。

その御婦人たちは女性器なんだそうです。

よく神事などでは、処女であったり、まだ陰部に毛の生えていない女の子を、神へ使える者として採用することがありますが、こちらは稚児も練り歩きますが、御婦人なんですよ。

考えてみたら、すぐ答えはわかりました。

合ってるかわかりませんけど、ここ大縣神社は、縁結び、子宝、女性の病気などの祈願のための神社だと思いますので、それらの祈願対象をすべてクリアした御婦人が選ばれるんじゃないかと思っております。
 
御由緒
大縣神社は尾張の国を開いたとされる大縣大神を祀っているそうです。

この地域の人々は、男の子のお宮詣りは田縣神社へ、女の子は大縣神社にお詣りするみたいですよ。

祓戸かなと思ったら厄除社だそうです。

このあたりの岩も気にはなりますが、特に由来のあるものではなさそうです。
見ようによったら見えるんですけどね。

これもね。

うさぎ
チェーンソーアートですね。

まずは手前から。

手前が大縣神社でしたわ。
大縣大神は紀元前3年に本宮山より現在の地に祀られているそうです。

良く勘違いされるのですが、紀元前3年に神は社に祀られてませんので、磐座なのか神籬なのかはわかりませんが、祭祀の拠点を麓に遷したということだと思います。

もっと想像膨らませてみたら、山に住んでいた後に大縣大神と呼ばれるようになる人が、麓に移り住んだのかも知れませんよ。

本殿は国の重文で大縣造という独自の造りだったようです。

見てないや。

大国恵美須社

一瞬男根に見えたのですが、えべっさんの鯛でしょうね。

大国恵美須社本殿

楽田神社

絵馬書く所
わかりやすい。

こういうストレートな表現好きです。

大縣神社よりもこちらのほうを目的に来られる方が多いようです。

姫之宮
御祭神は玉比売命です。

田縣神社にも玉姫命祀られてましたので、同神だと思います。
 
こちらが女性の守り神です。

チェーンソーアートここにもありました。
三年前のねずみから始めたようです。

十二年続きますように。

こちらも人気のようです。

ちっこい鳥居をくぐるとご利益あるとか。
やりませんよ。

子供なら余裕ですが、おとなはしんどそうです。

それよりも、おっさん一人必死なってくぐってたらヤバいでしょ。

この記事が上がる前に、誰かにSNSで上げられてしまうやつですよ。

一応屈んでくぐる目線では撮っておきましたが。

姫之宮の奥には、むすび池があります。

100円程度の硬貨を紙に乗せて浮かべてなんたらうんたら。
神に乗せて沈み方で願いの叶い方を占うようなのですが、100円程度の意味がわからんのですよ。

屁理屈いいますね。

紙に乗せたりする場合はまず硬貨一枚ですよね。

硬貨一枚限定の100円程度だと100円以外では、50円と500円ですよ。

50円はともかくとして500円はないわな。

金額面で100円程度だと、200円とか90円ですよ。

まあ、100円程度と言われてそれより安い金額は常識として無しだと思うので101円以上になります。

紙に乗せた硬貨が早く沈めば早く願いが叶うようなので、金額として100円程度ならば、130円ぐらいでずどんと沈みそうですね。

沈んでる硬貨見ましたけど、皆さん一枚のようでした。

1円もありましたよ。

むすび池の祠

さらに先に進みますが、むすび池から先に行く道と、もひとつ別の道が合流するのですが、そちらに一番見たいものがあったので、戻って別の道を進みます。

右のやつね。

姫石です。

あきらかに女陰ですよね。
ここ来るまでみぞれ降ってたので、濡れた姫石期待してたのですが、屋根ついてるから濡れてないのよ。

濡れてたらもっと艶めかしくなってたことだろうに。
ペットボトルの水持ってたらかけてましたよ。

お茶だったのでやめときましたけど。

一応、背後からも確認しましたが、期待するようなも形状ではなかったです。

さて、さらに奥に行きましょう。
田縣神社に比べると、姫石の他にはこれといったアレなものが無い神社です。

でもそんなことないだろうと、奥宮行ってみるのです。

工事で通れないやん。
他に道はないかと見渡すと、池をぐるりと遠回りしたら先に合流できそうなので、回り道します。

奥宮への鳥居

ここも封鎖?
いや、車両通行止めの看板あるし、人が通れる隙間あるしで進みましょう。

分岐点
左が大縣神社の奥宮ですが、右の姫之宮の奥宮行きます。

計画では大縣神社到着が16時でしたので、両方は無理だろうとの予測から、お目立てがあるとしたらこちらだろうと決めてたもので。

この日は計画通りのコースにこだわります。

鳥居

いきなり山道やん。
最初の方は軽やかでしたけど、すぐしんどくなりましたわ。

やはり体力落ちてます。

到着

姫之宮奥宮

それっぽいものないね。
下に姫石あったので、奥宮は男根ありそうだったんですけどね。

ん?まだ上になんかあるやん。
石見えてるし。

これ登れますよ。

とはいえ滑り落ちて怪我したらあかんので、ゆっくり確実にシダの葉を持ちながら登ります。
足踏み外したら、シダの葉なんてなんの役にも立たないのですが、バランスとるのには充分なものでね。
 
難なく登れました。
剣石とでも名付けたくなる形状の石がありました。  

陽石でしょうね…
登ってよかったです。

時間が巻いてたので、田縣神社の奥宮である頂上も行けたのですが、疲れたのでやめました。
 
戻りまして、授与所で物色しますが、おめあてブツはありませんでしたので、御朱印いただきます。

御朱印
田縣神社と同じようにシンプルでいい。

もちろん田縣神社で購入した御朱印帳にいただきましたが、ご存知のように蛇腹の御朱印帳は一頁目とニ頁目は見開きにならないんですよね。

まあ仕方ない。

時間は2時間ぐらい巻きましたけど、どこも寄らずに名古屋駅に戻ることにしました。

とりあえずビール飲みたかったので。

名古屋駅地下の蕎麦屋で授与品眺めながらちょい飲みしました。
これにて愛知県のステキな寺社巡りはおしまいです。

明日は久しぶりに替え歌やろうかなぁと思ってます。