中山寺奥之院の磐座⑤七神の窟(宝塚市) | 神社ぢからと寺ごころ

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寺社を通じて教わった気づきを綴ってまいります。
頂いた御朱印も順次公開していきます。
磐座とか陰陽石を探すほうが多くなってきてましたが、最近では街中の小社ばかり回ってる気がします。

五神の窟こと白龍大明神に圧倒された後、また戻ってさらに登っていきます。
 
登るといってもほんのすぐです。

 
黒八大神という案内に従い、また左の脇道に入ります。
 
こちらはすぐに見えてきました。
 
わかりやすい磐座です。
 
親切に石で階段も作られていました。
 
黒八大神こと七神の窟
 
奥之院拝殿後ろの下の神所、白龍大明神の中の神所、そしてここが上の神所とも呼ばれています。
言い方変えれば、奥津磐座に相当しますかね。
 
七神の一覧がありましたが、これ変ですよね?
国常立尊、国狭槌尊、豊斟渟尊、塗土煮尊、沙土煮尊、大戸之道尊、伊弉諾尊の七神で、日本書紀の神世七代のことを言いたいのでしょうど、間違えてますよね。
 
塗土煮尊から伊弉諾尊までは夫婦神なので二神で一代、そのうち男性神だけを書いているのはまだ許せますが、塗土煮尊だけ相方の沙土煮尊も一神として数えてますよね。
 
そう、面足尊が抜けてるんですよ。
 
誰も訂正する人もいなかったのか、後世に間違えてしまったのかはわかりませんけど、後付け感丸出しに思えてなりません。
 
龍神も祀られているようなので、合わせて八神で黒八大神なのでしょうかね?
 
ならば八神の窟、中の神所も六神の窟と言えばよさそうですけど、そこは七と五じゃないと都合悪いのかも知れません。
 
下の神所の三神の窟と合わせて、七五三という目出度い数字にしたかったんでしょう。
 
 
磐座背後に回ります。
 
磐座上から。
 
さらに上部にも磐座が続いているようでした。
 
山頂までこの調子で続いているのでしょうか?
 
この磐座も素晴らしかったです。
 
これにて中山寺奥之院の磐座巡りは終了です。
 
次の目的地へは、山頂を経由して縦走して東へ抜けることもできましたが、100mほど鎖持って岩場を下りなければならないのでやめました。
 
前日の雨で滑りやすそうなのでやめました。