滝坂の道の石仏(奈良市) | 神社ぢからと寺ごころ

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寺社を通じて教わった気づきを綴ってまいります。
頂いた御朱印も順次公開していきます。
磐座とか陰陽石を探すほうが多くなってきてましたが、最近では街中の小社ばかり回ってる気がします。

磐座にハマっているうちに、祭祀関係なく岩好きになってきて、さらに登りたくなってきてボルダリングを始めました。
 
職場の面々からは、「いったいどこへ向かうのか」と言われ、方向性を見失っている迷子の尼津彦です。
 
皆様おはようございます。
 
そんな職場の後輩の一人が、岩だらけの僕のインスタグラムのことを、こう名付けました。
 
「イワスタグラム」
 
 タグで#磐座をフォローしているのでタイムラインも磐座だらけ。
 
岩ってインスタ映えしますよね?
 
 
さて、春日山の磐座めぐりは南側の石仏めぐりへと移行します。
 
遊歩道もあるのですが、今回のテーマから考えると柳生へ続く滝坂の道を歩くのが理に適っています。
 
こちらの親ろく地蔵から東に向かいます。

 
最初のほうは舗装された道です。
 
白毫寺との分岐ではまっすぐ柳生方面へ。
 
ゆるやかな道です。
 
石垣跡でしょうか、石や岩に囲まれて歩きます。
 
言うてる間に足元は石畳になってきました。
 
この程度の山道で後続に抜かされることはあまりないのですが、この日はトレランの人が多く、抜き去った後ろ姿を見送ることが多かったです。
 
そこそこ歩いて最初のチェックポイントの寝仏
 
どこが寝仏なんやろうと回りこむと
 
寝てござる。
最初は丸顔のお地蔵さんの顔に見えましたが、左側が頭の大日如来でした。
 
寝仏といっても寝てるわけではなく、上の方から転がり落ちてきて横向きになっているだけなんですけどね。
 
こういうのって元に戻そうっていう考えはないんでしょうか?
 
寝仏から上を見上げたら岩だらけ。
上から落ちてきたということは、何かあるはずですがわかりませんでした。
 
寝仏から少し進むと夕日観音があります。
 
近くにはなくて、上の方を探すと四角い石がありました。
 
ズームしましたがピンボケでわかりにくくてすいません。
これを夕日観音と紹介しているものもありますけど、これ観音さんじゃなくて地蔵菩薩ですよね。
 
僕もこれだけ見て満足して先に進んでしまいましたが、これは三体地蔵菩薩磨崖仏というそうです。
 
夕日観音はこれより上部にあるようですが、落石注意のためロープが張られていて、うまい道が見つかりませんでした。
夕日観音と言ってますが、阿弥陀如来なんだそうです。
 
三体地蔵の少し上にももう一体地蔵石仏があるようです。
 
さらに進んでまたまた立て看板のある場所へ。
 
朝日観音とありますが
 
これも観音菩薩ではないです。
 
両脇に地蔵菩薩を配した弥勒菩薩です。
ここまででも結構距離あったのですが、さらに進みます。
 
春日山遊歩道への分岐点付近の首切地蔵
 
剣豪の荒木又右衛門が試し斬りしたものという言い伝えがあります。
 
ここから遊歩道方面へ、又は遊歩道から滝坂の道へ行き交う人が多いようですが、さらに先の地獄谷と呼ばれる方面に向かいました。