吉野大峰と行者還トンネル@奈良県 | 座右の銘「とうげ」

座右の銘「とうげ」

愛知県豊橋市のロードバイク乗り
令和元年6月にYahoo!ブログから移行

7月20〜21日の2日間奈良旅行。

元々は、「グランフォンド吉野」にエントリーしていたが、参加者の激減で開催する事が出来なくなりキャンセル…。

せっかくホテルを取ったのでそのまま奈良を走る事にする。

ルートはこんな感じで、スタート地点を「道の駅杉の湯川上」スタート。

吉野大峯ヒルクライムコース〜天川村〜行者還トンネル〜大台ヶ原ヒルクライムコースを走るコース。

距離は150kmほどで4200mアップぐらいなのでサイクリングペースなら問題ないが、問題はこの酷暑。走るコースには休憩出来る所は何ヶ所かあるが不安あり。


起床は0時で自宅を出たのは0時30分頃。

休憩を挟みながら「道の駅杉の湯川上」に着いたのは4時頃。

当然まだ暗いが…道の駅と呼べるレベル規模ではなく、駐車場も見たところホテルと併用な感じなので止めるのを躊躇う。。

流石にここはないなと思い、別の道の駅を探す。

15kmほど走り「道の駅吉野路大淀iセンター」に到着。綺麗な道の駅で駐車場もそこそこあるのでここに止めさせてもらう。

支度を済ませて走り出したのは5時30分頃。

とりあえずガーミンコネクトで作成したルートまで地図を見ながら走る。

6時20分正規ルートの途中から合流する形に。

一本横に走っている川沿いの道(県道257)から合流してきたが、半端無い激坂で序盤から嫌な気が…(苦笑)

ここを右に行くルート。ポストが桜模様…流石は桜の名所(今は夏ですが)


ここの区間もなかなかの斜度で悶絶(笑)

先が思いやられる…。


聖徳太子の創建と伝わる竹林院。

護摩堂に安置されている聖徳太子坐像は南北朝時代の物だとか。


そこから涼しい日陰の道を走り、6時40分、道の合流地点にある金峯神社「修行門」。

この修行門から神社への道は100本以上のソメイヨシノが植えられてるとか。神社左手には源義経が隠れたと言われる「義経の隠れ塔」があるとか…。

流石に先を急ぐのでパスする。


流石修行…斜度がエグいな。。。


6時58分見晴らしのいい所だったので止まって撮影。


7時20分吉野大峰ヒルクライムゴール地点。

ここはひらけた感じで見晴らしが良かったなぁ。

この辺でジェルと菓子パンを補給。


少し下って「五番関トンネル」まで登り返す。

7時48分「五番関トンネル」

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五番関

大天井ヶ岳と山上ヶ岳を結ぶ尾根の一番低い所で、洞川から見ると切れている様に見える事から「深切れ」と呼ばれていたとか。

五番関のいわれは、付近の岩盤に碁盤の目の様な模様がある事から「碁盤石」、それがなまって「五番関」となったと言われるらしい。

因みに、このトンネルから約20分ほど急坂を登ると尾根にある五番関の結界門に辿り着くとか。


結界門

大峯山/山上ヶ岳(1,719m)は、修行道の祖・役行者が開いた国修行道の道場らしい。山頂には、日本で最高所の国重要文化財(世界遺産)の「大峰山寺」がある。

山上ヶ岳への入山は男性に限られており、主な登山口である「大峯大橋」「五番関」「阿弥陀ヶ森」「レンゲ辻」には女人結界門がある。


女人禁制

役行者の母が修行に励む息子を気遣って、洞川の蛇ノ谷までやってきた。

山に入ろうとした際、大蛇に道を阻まれ洞川の里に留まった。役者は母を危険な目に合わせたくないと考え庵を建てて住わせ、さらに後を追ってこない様に「女人入山禁止の結界門」を建てた。


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色々調べてみると、その土地土地で歴史があり面白い。なるだけ調べて行く様にしている。


五番関トンネルを通って、これからは楽しい下り!!と思ったら凸凹…割れた溝に砂袋(?)の様な物で補修(笑)

途中まで荒れていたのでゆっくりと…しばらくすると綺麗な道路になったので、天川村まで気持ち良く下る。


8時30分。予定より1時間30分早い…が、補給しようとしたお店がまだ空いてない。

先に進もうと思ったが、まさかの行者還トンネルの先が通行止め?!

行者還トンネルからの下りは、かなり道が悪いというのは事前知っていたので通行出来るか確認はしていたが、数日前の大雨で崩土になったのか?


気持ちのいい川沿いを走る。

ここにはみたらい渓谷がある為、車がよく通っていた。若干の砂利等はあるが、道は荒れては無かった。

9時15分「行者還トンネル」予定より3時間ほど速いが、この先は通行止めの様なのでここで引き返す。

この「行者還トンネル」は延長1,151mでトンネル内には照明が無いので、真っ暗な状態…相当怖そうなので、対策としてサングラスはクリア、ライトは2個仕様で来たけど通らずに引き返す。

何故なら抜けたらもう一度抜けないといかないので、暗闇恐怖症(高所恐怖症でもあり閉所恐怖症でもある)の俺は絶対むり。。


とはいえ、弥山・八経ヶ岳に登山する人達でトンネル前は大盛況。


俺はそそくさと引き返す。

途中のみたらい渓谷。

とにかく水が綺麗過ぎてドン引き…。

川沿いの道は日陰で凄く気持ち良かったな。


10時 天川村まで下ってきた。

ネットで調べていたおにぎりのお店に行ってみると、まだ開いてない。お店の人が出てきたので声を掛けさせてもらうと11時からとの返答。

流石に1時間待つ気は無いので他所を探す。

「天川村ふれあい直売所小路の駅「てん」は開店していたので、ここで補給させてもらう。

お店のおじさんが凄く陽気な方で、圧倒される(笑)

名物らしい「いもぼた」「アイス」「アイスコーヒー」を購入。

いもぼたは芋の風味と甘味がして凄く美味しかったな。アイスコーヒーも凄くすっきりして美味かった。通り雨ぽっくパラパラと少し雨が降っていた。


大台ヶ原に行くためには、相当迂回しないと行かないので、正直この酷暑の中距離を伸ばすのは危険と思い大台ヶ原を下って行く予定だった「川上神社上社」前に出る道を選択。

まずは五番関トンネルまで登り返し、少し下ったところから横道に逸れる。

序盤以外は全て下りなので気持ちよく下る。



11時35分。丹生川上神社上社に到着。

龍神総本宮 水と雨を掌る 天空の社。

凄く景色のいい所にある神社。

この丹生川上神社上社は、大滝ダム建設にともない水没する事となり、平成10年3月にこの場所にご遷座されたとこ事。

拝殿

主祭神は高龗大神 (たかおかみのおおかみ)

高龗大神は水・雨を掌られる龍神様。

相殿神は大山祇神(おおやまつみのかみ)、大雷神(おおいかづちのかみ)

元宮遥拝所


元宮はダムの底に沈んでしまったらしい。

とても雰囲気のある神社で来て良かったな。


その後、「道の駅吉野路大淀iセンター」へ戻る為走っていると…

まぁまぁな夕立にあい、流石に酷いのでトンネルで雨宿り。

天気予報の雨雲レーダーを確認するとすぐに抜けるのでトンネル内でやり過ごす。


13時まえには駐車場に到着。



お風呂に入ろうと思い、車で吉野に移動する。


時間的には丹生川上神社上社から大台ヶ原は行けそうだったけど、これはこれでも良かったかな?

つづく