三徳山三佛寺投入堂 | 座右の銘「とうげ」

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愛知県豊橋市のロードバイク乗り
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「三徳山三佛寺投入堂(みとかさんさんぶつじなげいれどう)」



三徳山三佛寺は標高900mの三徳山に境内をもつ山岳寺院。

その奥院である投入堂は垂直に切り立った岩壁の窪みに建てられた国宝。

「日本一危険な国宝」と呼ばれており、ここに来るまでの登山道(行者道)が険しく、滑落して死亡した件も何件かあるとか。。。


午前9時頃駐車場に到着。

気持ちが昂るのを抑えて着替える。

服装はスウェットの上下にトレランシューズを履く。

事前に調べていたが‥‥

①靴は、靴底が凸凹のモノでないとワラジを買わないといけない。

②1人での入山は不可。

①に関しては問題無いと思うが、②に関しては受付で団体の人に声を掛けて同行させてもらう作戦(笑)

橋を渡り階段まで歩いて行く。


前日の「グランフォンド倉吉」で通った階段前。


〜投入堂参拝者入山心得〜

 1.入山届・下山届を提出すること

 1.2人以上で入山すること

 1.靴の確認を受けてから入山すること

 1.立入禁止区域には、入らないこと

 1.荒天時は、入山を禁止する

との事。


前を歩く家族の足元を見ると普通のスニーカーぽいなぁ…と思っていたら受付のお兄さんに「それではダメです、あの方のような靴でないと駄目です」と俺の足元指差す。とりあえず俺の服装は良いみたい。

だけど「2人以上で入山すること」の条件に当てはまらないので受付横の椅子で同行させてくれる人達を待つ。

ただ、先ほどの様な子供連れだと同行は難しいのでそれ以外の方で…という事と、雨上がりのせいでこの日は入山する方が少ない(昨日は300人だったとか)という条件なので厳しいかな?と思った。

1時間待ってチャンスが来なかったら、縁が無かったと思って諦める…と決めて待つ。


あ、先ほどの家族は販売していたわら草履(900円/個)を4つ購入して入山していた。


すると10分待たない内に50代ぐらいの夫婦が受付にやってきた。

受付が終わったら話しかけようとしたら、受付の方があと方と同行してくれませんか?と聞いてくれた。

夫婦の方々は、快く了承してくれたので受付を済ませて一緒に行く。


偶然だけどお二人も自転車に乗るらしく、昨日は蒜山高原を走っていたとか(凄い偶然…)


「水琴窟」

仏様に水を柄杓で一杯お供えすると琴の様な音色を奏でるとの事なのでお供えしてみた。

本当に琴の様な綺麗な音色がした。


「三佛寺本堂」


本堂を過ぎたら「三徳山入峰修行受付」に到着。
入山時間を記入し、一緒に同行する事を念押しされる。
実は受付後、夫婦の方々にペースが違うのでお先にどうぞと言われていたのでここまで1人で来ていた。
帰りも同行している確認が必要な為、一緒に同行させてもらう事にする。



六根清浄の印が押された輪袈裟をいただき、いざ入山。


「カズラ坂」


この辺は全然問題なく歩ける。

夫婦のペースに合わせるが、流石自転車に乗られてるだけあってペースも速い。


「鎖坂」

流石にここは鎖を持って登る。

この右にあるのが「文殊堂」


「文殊堂」

安土桃山時代の建造

靴を脱いで柵のない足場を歩く…


高所恐怖症なので下を見ない様に…。

同行した夫婦の旦那さんは「無理!」との事で歩かず。気持ちはわかります(笑)



少し歩くと「地蔵堂」に到着。

室町時代末期の建造




ここは俺だけ歩く。

とりあえず高所恐怖症だけど、2度と来れないかも…と思うと歩きたくて。


「鐘楼」

重量2トンと言われる鐘楼をどうやって昔の人は運んだのだろう…。

俺と奥さんはとりあえず鳴らす(笑)


「馬の背」


「観音堂」

 


「胎内くぐり」

三佛寺の奥之院である投入堂を迎えるにあたり、胎内をもぐる事で新たに生まれ変わり肉体と魂を浄化すると考えられたとか。


しかし絶妙な具合でハマってるな…


この後、投入堂。


つづく