かなり長文です…。
旅3日目 山形県米沢市の米沢駅近くのホテルから福島県南会津郡にある大内宿へ移動。
距離的にはこの旅最長の168kmで獲得標高3,108m。峠のピークは板谷峠と浄土平。
ホテルを5時に起床して、5時50分に出発。
この日は奥さんも移動が大変らしいので早めにホテルを出るらしい(どうやら電車の乗り継ぎが悪いらしく時間に余裕が無いとか…)
俺は街中を抜け、今から登るであろう山を眺める(笑)
板谷峠…序盤は緩い道で、峠なのか?と思うほど…。しばらくして勾配がキツくなり始め、道がダート状態にダートなのは事前に調べていたのでいいが、まぁまぁな急勾配(苦笑)
6時50分「板谷峠」標高755mに到着。
わかっていたが何も無かった…。
ここからは下り…何故かこちらの道は超!綺麗な舗装道路少し下った所で、右折して峠駅へ向かう。
基本的にはずっと下る(またこれ登るの?と考えながら…)一部道が荒れていた。
下りきった所には今回目的の1つ…
峠駅(スイッチバック遺構)
奥羽本線の福島から米沢にいたる峠駅にある鉄道施設。最も海抜の高い所を走り、最も急勾配の鉄道と言われ、その中でも峠駅は標高622mの位置にありこの鉄道のほぼ最高地点に位置するらしい。
今は、スイッチバック用の折返線トンネルは先で行き止まりになっているらしい。今はレールが外されているが、スイッチバックの折り返しに使っていたらしい。
峠駅のスイッチバック遺構は設備を雪から守るための雪除けのスノーシェッドが全長200mも取り付けられている。
誰もいない駅。
しかし凄く独特な雰囲気だったな。
めっちゃ感動した…
ちなみに、前日に奥さんが米沢へ来る時にここに寄ったらしく、凄く興奮して話してたな(笑)
「力餅を売ってる人がいたよ」と楽しそうな話してた(笑)
そして「峠の力餅」へ。
時刻は7時15分だったが、もうお店は開いてた!
頼んだのは事前に決めていた「山菜入り雑煮餅」
なっとう餅やずんだ餅も気になったけど、残念ながらそんなにお腹ぎ空いてなかった(泣)
凄く美味しかったなぁ…お餅は4個ほど入っていたが柔らかく、出汁がこれまた美味くて完食。
美味かったです!!
7時51分 たまたま通り過ぎる時に目に入ったので寄ってみる。板谷峠から少し下った所にある板谷駅スイッチバック遺構のスノーシェッド。
「東栗子トンネル」長さが2,376mと長かったが、車が少なかったので気持ち良く走れたな。
8時18分 長く気持ちの良い下り途中で右折。
また登りが始まる…するとお猿が木の上に!久しぶりに会ったな。
正面に見えるのは吾妻山。この日は曇りだったのでだいぶ良かったなぁ…?
高湯温泉街を抜けて磐梯吾妻スカイラインへ。
9時20分 60km地点 獲得標高1,552m
「1,000m地点」
9時50分 「不動沢橋(つばくろ谷)」
橋の上で止まって撮影。
つばくろ谷
徐々に別世界に…
吾妻小富士が綺麗に見える。
「天狗の庭」紅葉の名所らしい
きたー!!この景色たまらん。
色々止まりたかったが、工事区間が多く止まらなかった
なんかガス出てますけど…大丈夫?
10時30分「浄土平」ここまでは計画通りの時間。
浄土平レストハウスの裏ではガスが…
とりあえずホットの紅茶を購入するが…ぬ、緩い…
少し走った所にある「道路最高点1,622m」
11時「湖見峠(うみみとうげ)」
標高1,367mの峠。
磐梯山を巡る4つの湖が見える峠…らしい。
正面に見えるのは磐梯山。
伝わりにくいけど凄く気持ちのいい下り。
止まりたく無かったけど写真撮りたくて止まる。
そのまま走って猪苗代湖に突き当たるまで走る。
そのまま会津若松方面へ向かう。
「会津ブランド馬刺し専門店大久保商店」でランチ。頼んだのは会津ブランドの炙りたたき丼!!
柚子おろしポン酢とヨーグルトソースとニンニクの合わさった味が滅茶苦茶美味かった!(ちなみに大盛無料w)
お店を出た頃から雨がパラパラと降り出す。
天気予報で降られるのはわかっていたので、磐梯吾妻スカイラインは降る前に抜けれたので予定通り
奥さんからLINEが入り、今からさざえ堂に行くとの事。会えるかな?
この後、49号線を走るが…すげぇ凸凹してて走りづらかった。2度と走りたくないなこの道は…。
途中、さざえ堂に抜ける細い下り道に入ったが、この道が凄く気持ち良い道でテンションが上がった!
上がり過ぎて飯盛山を通り過ぎてしまう…気付いたのは数キロ先の「近藤勇の墓」の看板を見つけた時
雨も降り出していたのでどうしようかと思ったが、「さざえ堂」は絶対に一度見たかったので引き返すことにする。雨も少し強めに降ってきた。
13時15分 飯盛山動く坂道に到着。
すると奥さんが俺を見つけて声を掛けてきた。
もうさざえ堂と白虎隊のお墓は見たらしく、お餅を食べていたとの事。
雨が酷くなる前に奥さんはバスで駅に戻るので、俺は急いでさざえ堂へ向かう。
動く坂道はクリートだとずっと傾斜があるので辛かった…(歩いた方が楽?)
「さざえ堂(円通三匝堂)」(国指定重要文化財)
福島県会津若松市の飯盛山に寛政8年に建立された、六角三層のお堂。
このお堂は独特な作りになっており、二重螺旋のスロープになっている。なので上りと下りが別になっている不思議な構造。
足場には木を貼っていたので滑らずに済んだが、クリートでは上りにくかったな
上り切った天井の部分。
俺的にはここが見惚れてしまった…。
しかし他の人はスタスタ歩いてガーと下って行くけど興味ないのか?
昔から見たかったので、見れて満足
ここからは近藤のお墓やお茶屋に寄る予定だったが、雨が酷くなってきたのでスルーして宿のある大内宿へ向かう。
15時5分 この坂を登れば大内宿。
しかし後半は雨に結構降られたなぁ…降られるのは良かったが、GARMINでナビを使用していたが雨のせいで勝手に画面が切り替わる…最終的には画面に触れても反応しなくなったのは辛かった(スマホで位置を確認しながら走った)
16時20分 大内宿に到着。
身体ビチャビチャ…。
今回お世話になるお宿「蔵のお宿 本家扇屋」
大内宿で唯一蔵に泊まれるお宿。
奥さんはまだ到着して無かったが、身体が冷えてきたので宿に行くと、びしょ濡れの俺に優しく宿の人が接してくれた。
まずはお風呂に…とお風呂に入らせてくれて浴衣も脱衣所まで持って来てくれた。
お風呂の後は部屋に通してもらいまったりと。
しばらくして奥さんが宿に到着した。
奥さんは湯野上温泉駅からタクシーで来たらしい。
17時…お店の中に置かせてもらっていた自転車を拭きに行く。タオルで拭いた後、雨に降られるだろう…と思い持ってきていたチェーンオイルを多めに塗布しておく。
18時 夕ご飯は一階の囲炉裏のある部屋でいただく。この日は3組の夫婦だけだった。
「こづゆ」会津の伝統的な郷土料理で祝い事の時に食べる料理だとか。干し貝柱で出汁を取り、豊富な具材を薄味に整えたお吸い物。
「岩魚の塩焼き」粗塩を振って2時間ゆっくりと焼いている為、頭から尻尾まで美味しく食べれた。こんなに丸ごと食べて美味しかったのは初めてだったな。
会津産馬刺し、いかにんじん、筍饅頭、鍋…ご飯を2杯食べたらお腹がいっぱいになってしまった。
奥さんもご満悦の夕食だった…。
食事の途中から、名物女将のきいこおばやの話で場が盛り上がる(笑)
建物も流石に古いが掃除が行き届いてて凄く綺麗だった。流石人気のお宿だったな。
お土産の赤べこ…可愛い