今回は現地10月5日から開幕するギリシャGBLの注目チームや優勝予想について。
昨季開幕前特集はこちら
GBLはオリンピアコスとパナシナイコスの2強が圧倒的な資金力とロスターで支配しており、20年以上どちらかが優勝するなど絶対王者的チーム以外のチームが近年優勝することもある他のヨーロッパのリーグと比べても難易度が高いものになっている。
昨季も順当に2強対決の末にパナシナイコスが優勝しており、壁が厚い。
そんなGBLで今季個人的に注目しているチームは以下である。
AEK
BCL優勝経験のある中堅チーム。
今オフの退団はBCLで3Pを5割以上で決めていたランドル、フィニッシャーのティルマンなど。
新加入はコンボガードのヘイル、フィニッシュ力が持ち味のゴールデン、スコアリングガードのハブなど。
残留はリトアニア代表フォワードのクズミンスカスなど。
バックコートとフロントコート両方で良い補強をしており、バランスも良さそうなロスターになった。
上位でのプレイオフ進出も期待できるメンバーかと思う。
個人的注目選手は新加入のヘイル。
身体能力が高いわけではないが、ゲームメイクも得点力も持ち合わせており、安定したシュートなども持ち味。
昨季いたランドルや新加入のハブがスコアリングタイプのガードなので使い分け的にも重宝しそうな選手。
オリンピアコス
ギリシャ2強の一角でリーグ14回優勝の強豪。
今オフの動きは以下ユーロリーグ特集で述べたので割愛。
ユーロリーグでもトップクラスのスーパースター軍団なわけでGBL内では圧倒的すぎるロスターと言える。
RSコケなければパナシナイコスと途中で潰し合いにならないので順当に決勝進出すると思われる、というか最低限決勝進出しなければいけないほどのメンバーで間違いない。
個人的注目選手はライト。
昨季中国からトルコに移籍してヨーロッパでも直ぐに大活躍したことで更にオリンピアコスが引き抜くなど1シーズンで凄まじいスピード出世だった。
ドライブやダイブなどリングへのアタックが非常に強烈でフィニッシュだけでなくFTも大量に獲得する。
ピーターズやヴェゼンコフとの相性も良さそうなので2年目の今季はよりインパクトを残せるか注目したい。
パナシナイコス
同じくギリシャ2強でリーグ最多の40回優勝を誇る圧倒的な歴史を持つ。
数年前ははオリンピアコスに連覇を許すなど力関係が逆転しつつあったが、昨季再びパナシナイコスが覇権を取り戻した。
昨季はユーロリーグも優勝しており、名実ともにヨーロッパNo.1チームだった。
今オフの動きは先刻リンク記事ユーロリーグ特集で述べたので割愛。
オリンピアコスと双璧をなすヨーロッパ最高クラスのロスターでお互いに優勝候補筆頭で対抗馬としか言いようがないくらい国内では圧倒的なメンバーである。
個人的注目選手は新加入のブラウン。
ゲームメイクが抜群に上手く、ドライブやミドルでの勝負強さも持ち合わせている。
ユーロバスケで優勝に導いた時のプレイが強烈すぎて印象に残っており、新天地でも活躍を期待したい。
スルーカスとどちらがメインのPGとなるかも非常に楽しみである。
以上注目チームを挙げてみたが、やはり2強以外が優勝するイメージが全く湧かない。
順当でもハイレベルな両チームの優勝争いは面白いので楽しみではある。
優勝予想は2択でも悩ましいが、ヴェゼンコフが戻ってきたオリンピアコスとしたい。