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チーム評

 

まず、川崎の今季の編成やロスターについて見てみると、日本人選手は前田、熊谷が退団し飯田と野崎を獲得。


外国人選手はヤングとジャニングが退団してウィンブッシュとアレンを獲得。


元々日本人選手はリーグトップクラスの層の厚さだったが、結果的に前田と熊谷より活躍した飯田と野崎、さらにシーズン中に獲得した益子も活躍するなどより充実した日本人選手層を作り上げた。


外国人選手においても思っていたより活躍出来なかったヤングと帰化選手の恩恵を2年間フル活用出来ていなかったジャニングを切ってしっかりミスマッチを突ける2人を獲得して戦力強化に成功。


ここまで見てきた秋田や渋谷のような編成におけるミスと呼べるほどのものはないように感じられ、メンバー的には優勝も狙えたメンバーだと思う。


ただ、今季の川崎は初めてプレイオフを逃す結果になり、成績も昨季より下がってシーズン終了ということになった。


オン3の前提であるファジーカスの怪我もあったとはいえ、同じようにギャビンが怪我をした際の栃木はキッチリ勝っていたことからも今季もここ数シーズンほどではないにせよファジーカスへの依存がまだ大きかったということかもしれない。


佐藤HCは今季ファジーカスの平均PTを大幅に減らしており昨季のようなオン3ゴリ押し傾向から少し脱却していたが、ウィンブッシュのPTが突然一桁になったかと思えば30点オーバーして以降は重用したりと振れ幅ある采配が目立った。


また、今季の川崎は落とすべきでない試合を多数落としており、例えば相手の主力選手が多く欠けていた栃木と千葉の4試合は絶対に勝たなければいけない試合だったが全敗だった。


ここで4勝していればプレイオフに出れたわけで、絶対的に有利な状況で全く勝てないというのは残念だった。


リーグトップクラスのTO誘発率でTOからトランジションでフィニッシュやFTに繋げる今季の川崎は新加入外国人選手の特性や持ち味を活かして戦うチームだった。


トランジションからの展開が強いチームだからこそファジーカスの出ていない時間帯ではもう少しペースを上げても良かったのかもしれない。


今季でファジーカスは引退であり、1度くらいはリーグ優勝して欲しかったのでプレイオフにも行けなかったのは非常に残念である。


オフェンスの要であるファジーカスとディフェンスの要であるヒースがそれぞれシーズンの2割以上欠場したというのを考慮したとしても、編成でミスらしいミスがない点やメンバー的にファジーカス最終シーズンをRSのみで終わらせてしまったのは誰が見ても失敗のシーズンではないだろうか。


帰化選手がファジーカスという大きなアドバンテージがありながら年々成績が下がっているのでHCやGMの交代もありえるかもしれない。


個人的にもファジーカスがいなくなってしまい軸が変わるのに伴って新しいHCで新しいバスケをする川崎が見たい。

 

 

個人評


主力選手や気になる選手について見てみると、

 

・ファジーカス

プレイスタイル的にあと5年くらいは今のスタッツを残せそうなくらい今季もオフェンス面で頼もしかった。


3Pは39%で相変わらず高確率であり、リーグ開幕以降最低でも38%以上をキープする高水準なシュートタッチは最後まで続いた。


2Pは今季得意のフローターが例年より外れていた印象通りリーグキャリアワーストの確率となっているが、それでも中距離以上のシュートを多く打って49%と高いのは変わらず。


ミスマッチを突くのが非常に上手く、スイッチした際のハイポストからの1対1は今季も川崎の得点パターンだった。


そこから繋げるFTもアテンプトが減ったとはいえ、今季85%でリーグキャリア8割以上を継続する安定のシューティングだった。


チームに外国人スコアラーが2人入ったことやPT、アテンプトが減ったことで平均得点が昨季から大幅に減ってリーグキャリアワーストとなっているが、それでもチームトップの得点力で得点を引っ張るなどオフェンス面の破壊力は今季も抜群だった。


リバウンドでもチームトップで飛べないながらポジショニングや意識の高さでリバウンドを取っており、ファジーカスのDRからトランジションオフェンスに繋がることも珍しくなかった。


ディフェンスでは足の悪さや年齢的に狙われることが多いが仕方ない部分であり、ポストディフェンスやショウディフェンスでは頑張っていた。


バスケIQの非常に高い選手だと思っているので引退後はHCをやってほしい。



・ヒース


オフェンスでは3シーズン連続で2Pを7割以上で決める高いフィニッシュ力で効率的に得点。


今季も基本的にオンボールでのプレイはほとんどなく、ダイブ、カット、プットバック、ブレイクなど確実性の高いショットに絞っていることが無駄のないフィニッシャーたらしめており、TOの少なさにも直結している。


一方で毎年34%前後で安定していた3Pが今季27%に急落しており、アレンもシュートが得意なわけではないのでフロアバランスに寄与出来なかった部分もあった。


FTは今季も50%台で低安定しており、数少ないヒースの弱点はそのままだった。


リバウンドはオン3の恩恵あってかORがよく取れているが、DRはアレンより少ないなどDRも例年通りだった。


そしてヒース最大の持ち味であるディフェンスにおいては今季も見事な活躍だった。


ポストディフェンス、ペリメーターディフェンスともに優秀でありながらヘルプにも長けており、平均ブロックは1.7本と規定数の関係でランクインしていないがブロック王より多かった。


その上ファウルも少ないのが素晴らしく、ヒースがいない試合でディフェンスが苦しくなるのは当然だった。

サイズがありながら走りまくって飛びまくる選手なので怪我のリスクが高いのは仕方ないが、今季はファジーカスとともに2割以上欠場することになったことは川崎の成績にも響いた。



・アレン

予想以上に川崎にフィットしており、ファジーカスに次ぐ平均得点の多さで引っ張った。


アレンの1番の武器はサイズがありながら抜群の機動力を持ち合わせている部分で、機動力で言えばヒースも高いものを持っているがアレンの場合は走るだけでなく自らボールプッシュしてフィニッシュに繋げられるのは大きかった。


これが今季の川崎でファストブレイクポイントやTOポイントが多かった要因の1つになっており、DRや相手のTOからアレンへのワンパス、もしくはアレンがそのままCTCで得点するのは強烈だった。


オールコートだけでなくハーフコートでも瞬発力を活かしたドライブからフィニッシュやFTに繋げており、外国人ビッグマンはもちろんのこと日本人選手とのマッチアップではアレンのドライブは有効的だった。


ドライブやカットを中心とする2Pは54%と高く、ミドル確率の悪さを補うのに十分だった。


3Pは元々上がり下がりするタイプで得意とは言い難く、今季は昨季から大幅に下げることになった。


FTもフォワードとして個人的に上手いと思うラインの75%を切っているが、下手ではなく、アテンプトも多いのでチームファウルやマッチアップのファウルを嵩ませる効果は大きかった。


USG%が26%もありながらTO割合は10%だったのも素晴らしい部分で、オフェンスにおける破壊力は凄まじかった。


リバウンドはオン3効果でORが多かった一方でDRはチームでの獲得率も低かったのでもう少し欲しかった。


ディフェンスでもビッグマン相手では多少苦戦する部分も見られたが、サボらない姿勢や積極的にコンタクトする姿勢は好感が持てた。


3番でも4番でも起用出来る点で川崎のオン3のバリエーションを増やす形になっており、ヤングがアレンに代わった影響は大きかった。



・ウィンブッシュ

今季見るのが楽しみだった選手の1人で、アレン同様トランジションでの活躍が特に大きかった。


身体能力抜群でオールコートではファウルしないと止められないくらいの推進力と突破力からブレイクを出す場面は何度も見られた。


ハーフコートでのドライブも日本人選手とのマッチアップが多いのでウィンブッシュのスピードやステップに着いて来られず、FTが増える結果になった。


カットからの得点も見られ、ドライブやブレイクなどと合わせてペイント内の決定率は7割以上だった。


3Pは34.8%で高くもないが悪くなく、シューターのジャニングより良い確率で決めていた。


FTも8割以上の高確率で得点源にしており、安心して見ていられた。


USG%が27%と高いにも関わらずTO割合は11%なのもペイントアタックをガンガン仕掛けていたのに少なくて素晴らしかった。


ディフェンスでは外国人フォワードから日本人ガードまで幅広くマッチアップし、島根戦では安藤を任されるなど身体能力が活かされていた。


ジャニングと違ってトランジションやオンボールで得点出来るウィンブッシュが加入したのはアレンと共にオフェンス面で大きかった。



・藤井

日本人選手では唯一の二桁平均得点でアレンとウィンブッシュが加入したのに昨季より平均1点以上も伸ばした。


FG%も昨季より上げており、スコアリングでの活躍がより目立った。


3P%は序盤30前半台で入っていなかったが、少しずつ調子を上げて昨季より低いとはいえ最終的に高確率の36%で終えるなどキャリア最高の3PAからチームの得点を押し上げた。


2P%も48%で日本人ガードの選手としては高く、ドライブはもちろんのこと正面からのミドルは特に決まっていた印象。


FTもキャリアのほとんどで8割以上なように今季も8割以上で安定していた。


一方でFTAは依然日本人ガードとしては多いとはいえ昨季より減らしており、そこは惜しかった。


スコアリングに寄せている関係でアシストも昨季より減っているが、それでもアシスト割合3割以上でTO割合は13%という素晴らしい数字でゲームメイク面でも貢献。


リバウンドにも日本人選手としては意識高く飛びついている印象は今季も変わらなかった。


ディフェンスでもスティールは平均1.2個と多く、運動量と強度の高いディフェンスは相変わらず健在だった。


・納見

昨季よりPTを減らしており、スタッツも尽く低下するなど厳しいシーズンになった。


ただ、実力は間違いなくある選手だと思っているので正直3番手では勿体無いくらいに感じる。


川崎に残るなら巻き返しを期待したい。



・篠山

同期のガードが大きく衰えを見せている中で未だに平均20分以上のPTで問題なくプレイしているのがまず素晴らしい。


3P%は昨季から大きく確率を落として良い確率ではないが、タフショットや良い場面で決めている印象で2Pも絞っているせいか決定率も高い。


アシスト割合は3割で高いが、TO割合も2割以上で多めに出た。


ディフェンスではこの年齢でも高い強度を保っており、妥協しない姿勢が素晴らしかった。


・野崎

昨季から大きく3P%を上昇させており、アテンプトが多いわけではないが少ないチャンスを確実に決めていた。


特にノーマークでは高い決定率だった印象で、同じくC&Sが持ち味だった前田に代わって川崎の大きな武器になった。


FTも8割以上で安心して見られている選手であり、新天地にも順応して役割を全うしたのは見事だった。



・長谷川

入団時から理想的な日本人ロールプレイヤーとでも言うべきプレイスタイルは一貫しており、数年間3P%が低確率だったが昨季から復調。


今季は昨季より確率が落ちてしまったが38%で依然高確率であり、打つべき場面で躊躇なく打って流れを変える場面も多かった印象。


ディフェンスでもフィジカルなコンタクトとしつこさで外国人選手相手のマッチアップもこなしていた。


チームに1人は欲しい職人タイプのグッドプレイヤー。


 

主要チームスタッツ比較

 

チームスタッツについて昨季と今季で数字や順位を比較してみると、


・平均得点

平均得点は昨季は82.5点でリーグ6位、今季は80.4点でリーグ9位に得点と順位が下落。

得点力ある外国人選手が2人入ったのに意外にも平均得点は下がっており、ペースが下がったことやスコアリーダーのファジーカスの欠場期間があったことが関係しているかもしれない。

・平均失点

平均失点は昨季が78.0点で少ない順でリーグ10位、今季は78.4点でリーグ10位に失点が増えて順位も下落。


ペースが下がったのに失点は増えており、ディフェンスの要であったヒースの欠場が昨季より増えたとはいえ、ディフェンスで狙われがちだったファジーカスの欠場もあったのでもう少し抑えたかった部分かもしれない。



・平均FG

平均FGAは昨季が64.3本でリーグ14位、今季は63.1本でリーグ22位にアテンプトと順位が下落。

平均FGMは昨季が29.7本でリーグ10位、今季は27.9本でリーグ18位に成功数とアテンプトが下落。

平均FG%は昨季が46.2%でリーグ5位、今季は44.2%でリーグ13位に確率と順位が下落。


・平均2P

平均2PAは昨季が36.2本でリーグ22位、今季は33.2本でリーグ23位でアテンプトが増えて順位は同じだった。

平均2PMは昨季が19.8本でリーグ17位、今季は17.7本でリーグ22位に成功数と順位が下落。

平均2P%は昨季が54.7%でリーグ5位、今季は53.3%でリーグ6位に確率と順位が下落。

アテンプトはペースが下がったことや3P割合が増えたことで減っているが確率まで下がっており、ヤングやパブロなどと比べてアレンがオン3時にハイローでミスマッチを突くパターンが少なかったことやファジーカスのフローターが例年より決まらなかったことなどが響いていることがペイント内得点割合の低さからも分かる。


それでも確率は上位のままなのは流石だった。


・平均3P

平均3PAは昨季が28.0本でリーグ4位、今季は29.9本でリーグ5位にアテンプトと順位が上昇。

平均3PMは昨季が9.9本でリーグ3位、今季は10.2本でリーグ5位に成功数は上がったが順位は下落。


平均3P%は昨季が35.1%でリーグ4位、今季は34.2%でリーグ7位に確率と順位が下落。


リーグの傾向に伴い川崎もオン3でのミスマッチより3PAを増やしているが、確率は上位のままとはいえ落ちてしまった。


ヒースが安定しなかったことやシュートの得意でないアレンのアテンプトがそれなりにあったことも響いた。



・平均FT

平均FTAは昨季が17.7本でリーグ10位、今季は18.8本でリーグ4位にアテンプトと順位が上昇。

平均FTMは昨季が13.4本でリーグ6位、今季は14.4本でリーグ1位に成功数と順位が上昇。

平均FT%は昨季が75.6%でリーグ4位、今季は76.8%でリーグ3位に確率と順位が上昇。


FT関係は全て上昇しており、FT割合や獲得率も上位の川崎は元から武器だったが、今季はより大きな得点源になった。


・平均EFF


平均EFFは昨季53.8%でリーグ3位、今季は52.3%でリーグ7位で効率と順位が下落。


3P%が落ちてしまったことなどもあり、効率的には昨季を下回ってしまった。



・平均リバウンド

平均オフェンスリバウンドは昨季が9.9本でリーグ20位、今季は9.9本でリーグ19位に本数は同じだが順位は上昇。

平均ディフェンスリバウンドは昨季が28.0本でリーグ1位、今季は25.4本でリーグ22位に本数と順位が大きく下落。

平均トータルリバウンドは昨季が37.9本でリーグ9位、今季は35.3本でリーグ21位に本数と順位が下落。


ORは本数も獲得率も元々少ないチームなことからセカンドチャンスポイントも少ない。

DRも昨季より落ちて獲得率も下位なので、やはりファジーカスとヒースの離脱期間が2割以上あったのが響いたと見ている。


・平均アシスト

平均アシストは昨季が22.5本でリーグ4位、今季は19.8本でリーグ5位に本数と順位が下落。

ペースが下がったこともそうだが、ブレイク自ら持ち込んでのフィニッシュが多いことやオン3でのハイローが減ったことなどが影響しているかもしれない。


それでもアシスト割合は上位なのでチームオフェンスが機能していることが分かる。


・平均ターンオーバー

平均TOは昨季が13.0個で少ない順でリーグ18位、今季は11.7個でリーグ10位に個数が減って順位も上昇。

TOが大きく減っており、ペースが下がったことやファジーカスのTO割合が減ったことなど要因は多そう。


平均1個以上減って凄まじい改善ぶりかもしれない。


・平均スティール

平均スティールは昨季が6.8個でリーグ8位、今季は7.3個でリーグ6位に個数と順位が上昇。

ペースが減ったのにスティールは増えるという面白い結果になっており、スティールの多さがファストブレイクポイントやTOポイントの多さにも繋がった。



・平均ブロック

平均ブロックは昨季が2.8本でリーグ5位、今季は2.3本でリーグ18位に本数と順位が下落。

ヒースの欠場やペースの減少などでブロック数は下位に転落してしまった。



・平均ファウル

平均ファウルは昨季が16.4個で少ない順でリーグ3位、今季は17.6個でリーグ10位に個数が増えてが順位も下落。

ただ、川崎は中位もファウル数になったとはいえFTを与える割合はリーグ下位でFTによる失点も少ない方なので上手くファウルを支えているチームと言えるのかもしれない。

・オフェンシブレーティング

オフェンシブレーティングは昨季が111.3でリーグ8位、今季は111.6でリーグ10位に数値は上がったが順位が下落。

数値が上がっても順位は下がっていることから中位層のレーティングが上がってリーグのオフェンスが向上したことが分かる。



・ディフェンシブレーティング

ディフェンシブレーティングは昨季が105.1で良い順でリーグ7位、今季は108.8でリーグ12位に数値と順位が下落。

上位のディフェンスチームだった川崎が数値を大きく落としており、ヒースの欠場以外にも要因があるかもしれない。


以上24項目中、昨季より順位が下落したのは17項目でほぼ全てが昨季より悪化した。

スタッツ順位の分布では上位が10個、中位が7個、下位が8個と成績が落ちても上位が最も多かった。

改善が必要と感じるのは帰化選手のファジーカスがいてオン3も可能なのに獲得率の低いリバウンドで、特にDRはファジーカスもいなくなるので強力なリバウンダーの獲得は絶対条件かもしれない。 

 

来季編成

 

川崎は現時点でファジーカスの引退が確定しているのみで他の選手の去就は発表されていない。


日本人選手は途中加入の益子含めて良い選手や活躍した選手が多いので全員キープで良いような気がする。


ただ、増田や飯田あたりは他のチームからの需要や川崎でのPT的に選手側から出る可能性もありそう。


外国人選手に関してはディフェンスの要であるヒースは当然キープするべきと思っており、日本のリーグはトランジションディフェンスが海外と比べて良くないと思っているのでトランジションが得意なアレンも残すのもありと感じる。


アレンを入れ替えるにしてもヒースが残るなら得点力あるフォワードは必要になるだろう。


ウィンブッシュはファジーカスがいなくなるので残すなら帰化選手かアジア枠でビッグマンを獲得しないと運用しにくい。


なので、先にウィンブッシュの残留が発表されるならばファジーカスの代替選手が入る可能性が高いということになりそうである。


個人的にはファジーカスの代替選手がいない、もしくはアジア枠のビッグマンならばウィンブッシュの枠は先述したリバウンド強化のためにリバウンダーのビッグマンを獲得するのがベストと感じる。


ファジーカスの代替選手が帰化ビッグマンであるならば海外に良いスイングマンがいくらでもいるのでウィンブッシュ入れ替えで新しい選手が見たい。


ただ、ウィンブッシュの枠はファジーカスの代替選手もそうだが、日本人選手の残留状況でどのポジションの選手になるかも変わりそうなので全く予想出来ない。


川崎のみならず日本のバスケに大きく貢献してくれたファジーカスの引退で大きな戦力を失うことになる川崎が日本人選手をどれだけ残せるか、外国人編成をどうするか楽しみにしたい。