Bリーグ新外国人選手予想企画第10弾は秋田ノーザンハピネッツ。


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秋田は予想どころか可能性すら考えていなかったデイビスの契約解除があったのでボツにしようと思っていたが、グリンとアイバーソン(コールビー)の所でリストアップしていた候補選手の中からでも形になりそうだったので無理矢理ではあるが予想をしてみることに。

 

まず、秋田はディフェンスに注力しており、足りなかった得点力をグリンの加入で底上げすることによってチーム初のプレイオフ進出を成し遂げた。

 

しかし、今オフでそのディフェンスの中心となるデイビスを契約解除、さらに怪我で不安要素はあるとはいえデイビスと同じくディフェンスの根幹であり、全休でも抱えていたコールビーも退団。

 

それに加えて成功の立役者とも言えるグリンの退団も確定し、これまでのディフェンスとオフェンスの核がなくなったと言ってもいい状態の現状である。

 

グリン退団による得点面への影響で言えばプレ企画の記事でも触れた『Bリーグ22-23 新規外国人予想 プレ企画』明日から総評を書いた12チームの中の何チームか(出来れば12チーム)の新規外国人選手の予想をやる予定なので、その前にプレ企画として過去に某掲示板のいくつかのチ…リンクameblo.jp


某掲示板で過去に予想選手として挙げていたカンターの加入が決まっており、カンター自身がグリン程ではないにせよ得点を期待出来ることと他に外国人選手が2人入ることも考えれば埋め合わせは出来るだろう。

 

ただ、チームに合っていてディフェンスでの貢献の大きかったデイビスとコールビーを手放すということはディフェンス面での影響は大きいと個人的に考える。

 

あの2人以上のディフェンス力を持った選手を連れてくるつもりなのか、あるいはディフェンスである程度の妥協を許してオフェンス側に少し寄せる方針のために2人を手放したのか、その他の可能性含めてデイビスとコールビーを手放した意図は全く読めない。

 

なので、秋田の残りの2枠は間を取ってオフェンシブな選手とディフェンシブな選手をそれぞれ取るのではと安直に考えてみた。

 

そして秋田は昨季の課題としてリバウンドとFTAの少なさが挙げられ、ここも強化したい点だろう。

 

以上から1人目の選手として元々アイバーソン(コールビー)の所でリストアップしていた候補選手25名の中から最終的に予想するのは…

 

Lucas Mariano

(208cm/122kg)

 

マリアーノはスコアラータイプのブラジル人ビッグマンで南米でのみプレイ。

 

見た目から想像出来るようにフィジカルが強いのでポストアップからバックダウンしてのフックやシールしてのC&F、ダイブなどインサイドでの得点力に優れている。


それに加えて見た目に反したシュート力も持ち合わせており、国内でのここ3シーズンはアテンプトの4割以上が3Pという多投から確率34〜9%で推移しつつ国際試合でも14試合で平均46%とP&PやスポットアップからのC&Sが高確率で安定した得点源となっている。


そのシュート力があるためにクローズアウトやルームをドライブで攻めるなど意表を突いた得点にも繋がっている。


FTもアタックから多く獲得しつつ国内での直近3シーズンを75%前後で終えておりビッグマンとしては十分以上なレベルを備えている。


リバウンドもフレームやフィジカルを活かしてOR、DRともに国内と国際試合で頼れる存在である。


ディフェンスはフィジカルを使ったポストディフェンスが得意で国内でも国際試合でも相手に押し込まれる場面が少なく、タフなショットを強いて落とさせる。


ペリメーターディフェンスは得意ではないが、アイバーソンよりはフットワークが使えるのでアイバーソンとの交換と考えたらマイナス要素ではないと個人的には思う。


P&Rに対するディフェンスでの対応が苦手なのかスイッチするかショーするか中途半端になった所を狙われる場面が見られるのは弱点かもしれない。

 

そして2人目の選手として元々グリンの所でリストアップしていた候補選手20名の中から無理矢理デイビスの代わりとして最終的に予想するのは…

 

Jason Burnell

(201cm/100kg)

 

 

バーネルはディフェンシブなコンボフォワードでプロ入り後はイタリアでずっとプレイ。


ポストプレイが得意でフィニッシュだけでなくシューターやカッターへのアシストも持ち味で直近2シーズンはアシストを多く記録している。


ポストプレイ以外ではカットやトランジションからの得点が主でFG%はイタリアでの3シーズン全てで5割以上を達成。


シュートは3Pが最高で35%と下手ではないが、アテンプトが少なくフリーであればC&Sで打つ程度で30%前半台をうろうろしているので得意というわけでもない。


ドライブからも得点出来るが、ポストプレイやリム近辺でのC&Fがメインでグリンよりはドライブも期待出来る程度と見ている。


FTは大学時代は8割近辺で決めていたが、プロ入り後は66〜72%とポジション的には普通程度で上手くなく、リバウンドも強いというわけではない。


しかし、ディフェンスでは高レベルのフィジカルとフットワークを兼ね備えているのでローポストでもペリメーターでも高いディフェンス力を有しており、全ポジションを守れると評価されているので気兼ねなくスイッチ出来るのも強み。


グリンの代わりはバーネルとバーネル同様に全ポジション守れてスティール能力がメチャクチャ高く、バーネル以上にディフェンシブな選手とで悩んだが、そちらはオフェンス面でオンボールのスキルが全くない上に効率がバーネルよりかなり劣るのでディフェンシブかつオフェンス面でも効率的にプレイ出来るバーネルを最終予想とした。


秋田はデイビスを契約解除するという一見勿体無く思える行動を取っているのでどういう外国人編成にするのか全く読めず、代わりに誰が来るのか非常に楽しみである。


島根の外国人選手全員が決まったので、この新外国人選手予想企画も残るは渋谷のみとなったが、渋谷の選手絞り込みは終わっていて記事も既に5割出来ていて直ぐに完成しそうなのでジョーンズの退団さえ発表されれば1日以内にアップする予定。


ジョーンズの継続、もしくはジョーンズが退団しても3人目の選手がアナウンスされた場合にはボツで今回の秋田が最後ということで。