7月3日には早くも2014-15シーズンのUEFAヨーロッパリーグ(EL)が開幕。予選1・2・3回戦とプレーオフを勝ち抜いて、またはCLから流れてきてEL本選に出場できるのは48クラブ。UEFA加盟54カ国のうち、本選出場クラブを輩出できる国は半分弱です。だからこそ、昨シーズンのルドゴレツ(ブルガリア)のように、普段のライバル感情は抜きにして国全体の期待を背負うクラブも現れます。
わたしは今まで知らなかったのですが、EL予選1回戦は抽選の段階でアウェー遠征が遠距離にならないように配慮されているのですね。ポルトガルのクラブとロシアのクラブがEL予選1回戦で対戦することはないし、アイスランドのクラブとトルコのクラブがEL予選1回戦で対戦することはないようです。たとえば、ノルウェーのローゼンボリが予選1回戦で対戦するクラブは、北欧5か国・ブリテン諸島・バルト三国・ルクセンブルクの中からラトビアのクラブに決定しています。
どうせ試合を観ることはないですが、予選1回戦ではアンドラとジブラルタルに注目しています。以前アンドラリーグのハイライト映像を見たときには、京都府リーグよりもやや下くらいのレベル(京都市リーグ1部くらい?)と感じました。国内トップリーグでも登録選手には40代の選手がごろごろいたり、平均年齢が35歳くらいのクラブがあったりします。欧州カップ戦に出場する強豪クラブはそうでないにしても、普段そんな相手と戦っているクラブが国外のトップクラブと対戦するのは夢があります。
ジブラルタルは欧州カップ戦初参加であり、どの程度のレベルなのかまったくわかりません。ですが代表の成績からざっくりと予想すると、CLに参戦するリンカーンは予選1回戦を突破する確率が五分以上、ELに参戦するカレッジ・エウロパも予選1回戦を突破する可能性あり、と見ています。欧州カップ戦出場クラブが少ない今シーズンはポイント獲得の大きなチャンスであり、またCL・ELともに比較的対戦相手に恵まれたことから、現在の54/54位から50/54位くらいまでランクアップするのではと思います。
(ビクトリア・スタジアムとジブラルタル空港)
予選1回戦 7月3日・7月10日
主にUEFAランキング下位国のクラブが登場
予選2回戦 7月17日・7月24日
主にUEFAランキング中位国のクラブが登場
予選3回戦 7月31日・8月7日
ソシエダ、ハル、マインツ、トリノ、リヨンなどが登場
プレーオフ 8月21日・8月28日
ビジャレアル、トッテナム、ボルシアMG、インテル、CL予選3回戦敗退組などが登場
ELに出場する各国クラブの動向
・ジブラルタルからの出場クラブは国内リーグ2位のマンチェスター62(旧名マンチェスター・ユナイテッド)のはずだったが、国内カップ準優勝のカレッジ・エウロパに変更された。ジブラルタルサッカー協会が大会規約を誤って解釈していたらしい。
・この2014年5月、ハンガリーのウーイペシュトFCが破産・解散・降格の危機に直面した。ウーイペシュトはハンガリーで2番目に古く、リーグ優勝20度・カップ優勝8度の名門クラブだが、直近の優勝は1998年にまで遡る。2011年にはベルギーの実業家が1ユーロでウーイペシュトを購入し、約100万ユーロの負債を引き継いだが、負債の支払いを望まずに解散手続きを開始し、3部降格の危機に立たされている。昨シーズンのウーイペシュトは国内カップで優勝したため、本来ならばUEFAヨーロッパリーグ出場権を獲得するはずだったが、欧州サッカー連盟(UEFA)によってUEFAライセンスを剥奪され、EL出場権は国内リーグ2位のジェールETOに移譲された。
・北アイルランドのデリーに本拠地を置くデリー・シティは、リーグ・オブ・アイルランド(アイルランド共和国)の代表としてELに出場する。リーグ・オブ・アイルランドに参戦しているのは12クラブのうち、北アイルランドのクラブはデリー・シティのみ。
・ウーイペシュトに加えて、以下のクラブはUEFAライセンスを剥奪された。
レッドスター(セルビア優勝)・・・・・・・・・CL出場権剥奪
フェネルバフチェ(トルコ優勝)・・・・・・・・CL出場権剥奪
パルマ(イタリア6位)・・・・・・・・・・・・・・・EL出場権剥奪
メタルルフ・ドネツク(ウクライナ6位)・・・EL出場権剥奪
ディナモ・ブカレスト(ルーマニア4位)・・EL出場権剥奪
スコント・リガ(ラトビア2位)・・・・・・・・・・・EL出場権剥奪
(ウーイペシュト)