エル・マドリガルに帰ってきたセナ | un piquillo de amarillo

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リーガ・エスパニョーラのサッカークラブ、ビジャレアルCFの歩みの記録

エル・マドリガルに帰ってきたマルコス・セナ
LFP公式サイトの記事の抄訳

ニューヨーク・コスモスとの親善試合でマルコス・セナがエル・マドリガルに帰ってきた。セナは11シーズンをビジャレアルで過ごし、古巣のファンの前でヒーローの待遇を受けた。ブラジル生まれのセナにとって感動的で特別な夜となった。

セナの現所属クラブと元所属クラブの対戦は、ビジャレアルがニューヨーク・コスモスを3-0で下し、セナ自信は両クラブで45分ずつプレーした。最愛の元キャプテンと同じようにファンのお気に入りだったロベール・ピレスやハビ・ベンタも、エル・マドリガルの魔法の一部となることを望んだ。

チームメイトに囲まれ、ファンはスタンドからセナのチャントを歌い、ビジャレアルのユニフォームを着て、スタジアムのビジョンに移された映像に感動し、良き思い出について語った。この試合の収益は全額がビラ=レアル慈善団体(カリタス・ビラ=レアル)というNGO団体に寄付される。


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ニューヨーク・コスモスはNASL(実質2部)の2013秋季シーズンで優勝し、NASLサッカーボウルで春季優勝のアトランタ・シルバーバックスと対戦したらしい。コスモスの公式サイトでは、セナのことをビジャレアルの「Eternal Captain」(永遠のキャプテン)として紹介している。セナはビジャレアルで363試合に出場し、ビジャレアルにおける最多出場記録を持っている。

この試合の前半はビジャレアルで、後半はコスモスでプレーし、11分にはビジャレアルの先制点をお膳立てした。背番号と同じ19分にはエル・マドリガルの観客が1分間の拍手でセナを称えた。なお親善試合とはいえ、ニューヨーク・コスモスにとっては約3ヶ月ぶりの敗北だったらしい。

コスモスのことは、2008年に名古屋シネマテークで観た映画『ペレを買った男』(Once in a Lifetime)で初めて知った。1970年代末にはペレの他にベッケンバウアー、カルロス・アウベルト、ニースケンスが所属していたチームで、ジョルジョ・キナーリャが完全に悪役として描かれていたのが可哀そうだったが。


LFP公式サイト
Marcos Senna returns to El Madrigal
2013年11月14日


ビジャレアル対コスモス