ジオバニ・ドス・サントスはベンチ。ブルーノ・ソリアーノは頭に包帯を巻いたまま出場。トマス・ピナはユニフォームの下から白いシャツを出しているが、とてもだらしなく見える。セルヒオ・アセンホのユニフォームはやはり青色。
開始早々のアトレティコの先制点
先制点はアトレティコ。左サイドでカニがフアンフランにあっさり交わされてクロスを入れられると、ゴール前でダビド・ビジャ?と競ったマリオ・ガスパールの頭に当たってしまい、オウンゴールを喫した。カニの守備が軽すぎる(笑)のが失点の一番の原因だが、フアンフランのクロスは質が高い。
次のシュートはビジャレアル。右サイドのエルナン・ペレスからのマイナスのパスがジョナタン・ペレイラを通りこして逆サイドまで流れ、カニが慎重に左足でシュートを売ったが、枠外に。
次はブルーノの左足でのフリーキック。25m付近からライナー性のボールで直接ゴールを狙ったが、ややコースが甘く、ティボ・クルトワに両手で弾かれた。
次はアトレティコのカウンター。3人対2人(ディエゴ・コスタ&ビジャ)のピンチを作られたが、ガブリエウ・パウリスタがコスタとの1対1を冷静に対処した。
マリオがイケチュク・ウチェに当て、ウチェがハビエル・アキーノに落とし、アキーノがダイレクトでジョナタン・ペレイラにパス。ディフェンダーに付かれて苦し紛れに打ったシュートは枠を捉えなかった。
次は右サイドからのスローインをジェレミー・ペルベが落とし、マヌ・トリゲロスがシュートフェイントでディフェンダーを交わしてから左足シュートしたが、クルトワに防がれた。トリゲロスはシュートの意識が強いし、コンパクトな強いシュートを打てる。
ペルベの突破からビジャレアルの同点ゴール
79分、ビジャレアルが同点ゴールを決める。ペルベが泥臭くドリブルし、ゴール前数mの距離にいたウチェにマイナスのパスを送ると、ウチェと競っていたフアンフランの足に当たってオウンゴールとなった。このすぐ後、ペルベが彼らしくないループシュートを売っているが、易々とクルトワにキャッチされている。
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両チームの得点の合間には、問題児コスタの肘打ちを受けたガブリエウが倒れる場面があった。ガブリエウはトップチームデビューからわずか2戦目だというのに、得点王候補相手にうまく対応していた。
ペルベがボールを持つと得点のにおいを感じる。パスサッカーに合う選手ではないのかもしれないが、もっと評価されるべき嗅覚系ストライカーだと思う。顔も身体も細身のアスリート体型である。
試合は両チームの右サイドバックのオウンゴールによって1-1の引き分けに終わったが、彼らに罪はない得点でもあった。クルトワは安定感が素晴らしく、どんなシュートを売っても入らなそうな俊敏な反応、ポジショニングを見せていた。
(ビジャレアルの得点は、映像ではフアンフランのオウンゴールになっていたが、結局ウチェのゴールに変更されたようである。)
![ドラード](https://stat.ameba.jp/user_images/20140214/16/amarilloat/1c/11/j/t02200143_0800051912846042780.jpg?caw=800)
![ジョナタン](https://stat.ameba.jp/user_images/20140214/16/amarilloat/29/b5/j/t02200143_0800051912846042779.jpg?caw=800)