2013-14 第8節 ビジャレアル対グラナダ | un piquillo de amarillo

un piquillo de amarillo

リーガ・エスパニョーラのサッカークラブ、ビジャレアルCFの歩みの記録

最初のチャンスはモイ・ゴメスから。こぼれ球を拾ったモイ・ゴメスが左足アウトサイドでふわりと浮かせたが、絶妙なループパスは惜しくも合わない。次のチャンスもビジャレアル。カニが中央突破のカウンターで相手ディフェンダーを引き付け、開いた右サイドのエリア角に展開すると、ハビエル・アキーノがタイミングを合わせて右足でダイレクトシュート。しかしふかしてしまい、枠をとらえることができなかった。

 

ブルーノの先制点

先制点は29分にビジャレアル。ジオバニ・ドス・サントスのドリブル突破し、左に走り込んだカニにパス。カニがボールを溜めてからバイタルエリアのブルーノ・ソリアーノにマイナスのパスを送ると、ブルーノが左足のダイレクトシュートでゴール左隅に決めた。コースと威力は完璧。キーパーのロベルト・フェルナンデスはほぼ定位置で体勢も良く構えていたが、うまく手の届かないコースに決めた。

 

カニが左サイドで溜めた時点で4人のビジャレアル選手がエリア内におり、さらに2人が走り込んでくるところだった。計6人の選手にアルメリアの選手がつられ、エリアやや外にいたブルーノへの対応が遅れたことが得点の要因となった。バイタルエリアから強烈なシュートを打てる選手がいるチームは強い。以前はサンティ・カソルラの役目であり、現在はブルーノの役目である。そして、今後はマヌ・トリゲロスに期待している。

 

次のチャンスもビジャレアル。ショートカウンターから、中央でボールを持ったジオバニが右サイドを駆け上がったマリオ・ガスパールにパス。マリオがディフェンダーと11になり、切り返しで交わしてから左足でシュートしたが、枠を捉えることなくサイドネットが揺れた。シュートのタイミングが遅れたし、入る見込みのない強引なシュートだった。しかし、カウンターでサイドバックが攻撃参加したことで攻撃に厚みが生まれている。ジオバニはほとんど背中を向けた状態からマリオにラストパスを出しているのが凄い。

 

次のチャンスもジオバニから。低い位置から中央をドリブルで駆け上がり、左サイドのジョナタン・ペレイラにパス。自身はジョナタンと交差してディフェンスのひとりを引き付け、シュートコースが空いたところでジョナタンが左足シュート。エリアに入った左45度からの強烈なシュートだったが、キーパーに弾かれている。

 

次のチャンスはグラナダ。前半も終りに近づき、ようやくアルメリアのハイライトが登場した。ボヤン・ヨキッチが相手フォワード(ヤシン・ブライミ?)の対応の際に足を滑らせ、完全に突破されてシュートを許してしまった。

 

ジョナタンからジオバニの追加点

後半開始早々(48分)にジオバニが追加点。最終ラインからのハイボールをジョナタンが落とし、(おそらく)カニがダイレクトで縦にはたくと、快速ジョナタンが抜け出してゴールライン際まで運ぶ。対応したコロナの対応が甘かったこともあり、キーパーとセンターバックの間に落ちる絶妙なグラウンダーのクロスを入れると、完全にディフェンスを振り切っていたジオバニが足を突き出してボールをゴールに入れた。

 

次のチャンスはグラナダ。左サイドでマリオがディエゴ・ブオナノッテに降り切られ、ブオナノッテは前を走るリキにスルーパス。チェチュ・ドラードが距離を詰めたものの、ほぼフリーで左足の強烈なシュートを許している。ドラードがコースを狭めたことが幸いし、シュートは枠を外れてサイドネットを揺らした。

 

グラナダはユセフ・エル・アラビがスタメンで、デポルティーボから加入したリキはスーパーサブのようである。22節終了時点ではエル・アラビ20試合出場(先発18・途中28得点と結果を残し、リキ15試合出場(先発2・途中131得点である。

 

エル・アラビは第13節、118日のマラガ戦でハットトリックを達成しており、2月時点で2012-13シーズンの得点数に並んでいる。リキはお気に入りの選手のひとりなので、もっとプレーが見たいところだ。

 

次もグラナダ。エリア外のヤシン・ブライミにボールが渡ると、ドラードの詰めがやや甘く、切り返してからの左足シュートを見舞われたが、セルヒオ・アセンホが指に当てて枠から逃れた。エル・アラビはシュートが速くて巧い。

 

カニのクロスからピナのダメ押し点

次は81分にビジャレアルがダメ押しとなる3点目。ジオバニが中央でボールを持ってから、左サイドのカニにパス。この時点でゴール前中央にはジェレミー・ペルベトマス・ピナが待機しており、カニディミトリ・フルキエを外して左足でふわりと浮かせたクロスにピナがジャンプして頭で合わせた。

 

次のチャンスはジオバニではなくカニから。縦パスをダイレクトでさらに縦のジオバニにはたき、ジオバニ1回触ってから左足でシュート。フリーだったが浮いてしまい、枠を捕らえられなかった。

 

 

----

3-0と快勝して4位にとどまったビジャレアル。中央低い位置のジオバニから左サイドのカニもしくはジョナタンへの展開で何度もチャンスを作り出していた。

 

左サイドバックにはレギュラーのジャウメ・コスタではなくボヤン・ヨキッチが起用されたが、数少ない見せ場で完全に抜かれてしまったのが痛く、次の試合からはジャウメ・コスタが先発に返り咲いている。

 

グラナダのユニフォームには胸スポンサーが付いていない。アセンホのユニフォームは青色である。




ピナ




ブルーノ