イカです。
ご無沙汰してました。

さて、整備に必要なアイテムといえば、コンプレッサーですネ。
当方もホームセンターで売ってるモーター直動レシプロ式のコンプレッサーを持っているのですが、先日CRMのクランクケースを洗浄していた所、コンプレッサーの稼動音が・・・・

『トトトトトトトトトトットットットットット・・・ト・・・トトッ・・・ト・・・・ト・・・・・トフン・・・・・』

止まったよ!!あれあれ?壊れた??
それもそのはず、このコンプレッサー、数年前にオイルの覗き窓が割れてオイルフリー状態で運転してたわけで・・・
イメージ 12
たたま~~に割れた覗き窓からスプレーグリスをブーブー吹いてやっていたが、どうやら限界のようだ。
そしてイカはコンプレッサーを失う事になりましたとさ!めでたし、めでたし♪



んな訳ねぇ~だろ!!!
タダでさえ金がないのにコンプレッサーが壊れたとか死活問題だ・・・・嗚呼。

さて、CRMです。
エンジンを分解したところで止まっていたのですが、ついに組み立てに参ります。
今回のメインであったクランクベアリングも見事に抜けましたので、今度は新品を組み付けます。
ベアリングは交換するときは壊すこと前提で抜き取りますが、新品はそうはいきません。
絶対にベアリングの玉と内側のインナーレースを叩いてはなりません!!もちろん抜いたときと同様にハンマーで叩いて打ち込む事は可能ですが、本体ならばインストールツールっつー物を使います。ですが、このインストールツールはあまりに特殊で使用用途が限られてる(ほぼ専用工具)ので持ってる訳ありませんし、単車のような太いクランク軸に対応するインストールツールは純正部品として売られているだけでホームセンターで売ってるレベルではありません=非常に高価!
インストールツールの原理は『押し込む』では無く、『引っ張り込む』です(ベアリングにかかる力の方向からすれば同じことですがvvv)。
つーことで、フライホイール側からクランクベアリングを引き込みます。用意したツールはこちら!
イメージ 1
ホームセンターで買ってきたM12のボルトとM12の全ネジとワッシャと鉄の板。
それと・・・
イメージ 2
古いクランクベアリングのインナーレースをサンダーで削った物。
これらをこんな風に組み合わせます!えいっ!!
フライホイール側↓
イメージ 3

ベアリング側↓
イメージ 4

結果、こうです!
イメージ 5

説明しなくても解ると思いますが、貫通したボルトの両端のナットを締め込んでゆけばベアリングが圧入されるという優れもの!!当てるためのベアリングのインナーを削った理由は、押し込み際に新しいベアリングのインナーに荷重を掛けない為だ。押し込みはあくまでもアウターレースに荷重を掛ける!
これで完璧です!
それではナットを締め込んでゆきます・・・・グイグイ・・・グイグイ・・・グググ・・・ん?あれ?なんかナットが重くなったぞ?なんとなく違和感を感じたので押し込まれ中のベアリングを見てみると・・・・うわ!!
ベアリングが水平に押しこまれてないぞ?!
((;゚Д゚))ガクガクブルブル 
どうやらこのインストールツールは

安請け合いに作りすぎた

ようで失敗ですねvvv

ではどうするか?
最終手段です、冷間商法ですvvvv
ハウジング(クランクケース)を温める!
イメージ 6

ベアリングをキンキンに冷やす!害虫を冷凍死させるフマキラーの『凍死ジェット』を使う!
イメージ 7
こいつの何が凄いって、冷凍庫でも不可能なマイナス-85℃を液体窒素とドライアイス以外で実現できる優れもの!しかも殺虫成分が入って無いから部品への影響なし!こいつでベアリングを可能な限り冷却してチンチンに熱した(若干、過剰な表現です)クランクケースにIN!ってあれ?
ズルって入っちゃったよ?!
イメージ 8
後はアウターを軽く金槌で叩いてやって・・・あさっり挿入完了な罠vvvvv
なんかさ・・・始めからこうすりゃ~よかったわvvvケースのL・Rどちらも同じ処置でベアリング挿入完了!
イメージ 9

ちなみにアルミ鋳造のクランクケース(ギヤケース含む)にはこんな物がへばりついてます!
イメージ 10
ホクロのような謎の突起物!名称はわかりませんがバリのようなもの。この手のバリはモンゴリのケースにも多数存在します。見つけたら必ずスクレーパー等で取りましょう!こんな物が取れてエンジン内を遊ぶかと思うとゾッとしますわ!!!
さらに、ベアリングを組む前にケースの中と外をガソリン+灯油で洗浄したのですが・・・・銀色の粉が?!
イメージ 11
このエンジン、どうやらシルバーで塗装してあったようです・・・・なんだかなぁ(苦笑)

やっとここまで来て組み立て&補修に入ります。
ちょこっとネタを貯めたのでボチボチ放出します!
ではまた!

アディオス・アミーゴ!


あ~ゴリラ乗ってないなぁ~~~
イカです。
東京地方は今週末また雨か雪かって天気らしいですね~
私のCR-01にもクローラー(キャタピラKIT)履かせようかな♪

さて、某個人売買サイトにて某車両のエンジンを見ていた所、ちょっと疑惑な一品を見つけた。
まずこの写真
イメージ 1
非常に綺麗でまるで新品に近いようなシリンダー。
しかし、コイツの車両のフレームナンバーはMD24-10・・・・CRMの初期型であると推測される。新品ならまだしも車両から外した物で清掃したとしてもここまで綺麗なのはありえない。まるでサンドブラストかウェットブラストをかけたような・・・。
エキパイの所にはかすかにカーボンが残っている。
イメージ 2
排気デバイス内面までここまで綺麗だという事は分解してオーバーホールしたのか??

一番奇妙なのはコレ↓
イメージ 3

まず、初期型の車両から外したはずなのにシリンダー内にはクロスハッチのようなヘアーラインが見えるのが、これがどうにもおかしい!クロスハッチは決まった角度でクロスを描くように線が入っているのだが、このシリンダーの内面は全て横線に見える。まるでサンドペーパーかリューターで磨いたかのような。そして問題は黒丸部分、
ピストンのスカート部分に縦キズの跡が残っている!?まるで強引にキズ消しを行ったような・・・。さらに初期型である程度の走行距離が予想されるのにここまで見事なクロスハッチ(?)が残っている訳が無い!
あまりにも不可思議な点が多かったのでコレを出して居たところに、『走行距離はどのくらいですか?』と質問したところ、あっけなく無視されましたvvvv
最終的に数万円で誰かに落札されて行きましたが・・・・私は買わなくて正解かと。
これはあくまでも私の推測でありこの物件を批判する訳では無いので誤解のないように。もしかしたら走行距離0㎞の極上品かもしれないし。

最近の個人売買は古い部品に塗装して程度が良さそうに見せたり、写真を白とびさせたりと手が込んできた。我々にとって個人売買やオークションは旧車やカスタム車をイジル上で重要な役割を果たしているが、買い手側も十分に品定めをする為の『眼』と冷静な状況判断をする『経験』が無いと後悔するはめになると痛感するに至った訳で。。

なんか煮え切らないが~
ではまた!


イカです。
本日は東京地方『大雪の恐れ』という事になってますが、本当に『恐れ』ってだけで深夜2時にして雪のユの字も降ってません。降るなら・・・


ドカン


と降れよ!

さて、毎週毎週土日が家庭の都合で全く空いてなく分解活動が停滞しております。このままでは分解した部品が酸化を始めるのでは無いかと心配です。まァ~どうせいじれないならその間に必要な物を揃えておきましょう!
必要な物・・・そう、今回のエンジンは単気筒だが250cc故にやはりコレは必要かと・・・負けた気がするが・・・やはりコイツに頼るしかないと判断!!

イメージ 1

さ~びすまにゅあるぅ~~~(ドラ○モン風に)
やっぱね、気になるが解らないところが何点かあったので購入しました(テヘvvv)
相変わらずオクションで入手したのだが、このマニュアルは奇跡的に1600円という激安で落札!!相場的には3000円前後なんだよね~~追補版は1843円でゲット。買ってみて解ったがエンジンだけなら追補版はあんまり意味がないっぽいな。
てか、パーツリストは良く見るのだが、サービスマニュアルっつーのは初めて見たんだけど・・・
イメージ 2

親切だなこりゃvvv

まァ~~~なんつーか~~~始めから買っておけばよかったかな!(ツンデレスキル発動!)

んで、なんの部品を手配したかすっかり忘れてしまったので、欲しいものリストで確認。
イメージ 3
エンジン系・足回り・ブレーキ系だけでもコレだけが必要。すでにスポークは組んでしまたっが・・・これでも追加追加で相当増えたな。カネナイヨ。

今週末も実家の建替えの準備やら、嫁の用事やらでエンジンには触れなさそうだ。
あと欲しいものと言えば・・・トルクレンチが欲しいですな!ベアリングとクランクのインストールツールは自分で作るとしよう。あぁ・・・旋盤もフライスも使えないのは痛いなぁ。

そうそう!
先日、昔からのバイク仲間のおうちに遊びに行って聞いた話なんだけど、NSR250の部品(年式は不明)が再供給される事が決まったそうだ!!ホンダが2STの重い腰を上げた要因はやはり主要なショップからのリクエスだそうだ。CRMのオーナーの皆様、ショップに、お客様センターに再販のリクエストを掛けていこうぞ!!


ではまた!

アディオス・アミーゴ!