池間哲郎先生 の講演会に行ってきました。
1990年から (アジア 、ベトナム、タイ、フィリピン、カンボジア、
ミャンマー、モンゴル、スリランカ他)のゴミ捨て場やスラム街、
危険な地域に足を運び調査・撮影、支援を続けていらしゃいます。
極度の貧しさの中でも懸命に生きる人々に衝撃を受け
支援を行うと共に講演や写真展を通し
深刻な現状で暮らす人々のことを多くの日本人に訴えています。
1999年には団体を発足し現在は
NPO法人アジアチャイルドサポート として支援活動を展開中。
途上国における支援と共に 国際協力を通した
「日本の青少年の健全育成 」 を基本理念に掲げ
自ら撮影した映像を使い 一生懸命に生きることの大切さや
命の尊さを 日本人こそアジアの人々から学んで欲しい
と云い続け、2008年現在で約2000件の講演を行い
聴衆者は50万人を越えていらしゃるそうです。
講演タイトルは
『懸命に生きる人々~日本人こそアジアの人々から学んでほしい~ 』
冒頭に日本の子どもたちへのアンケート結果をお聞きしました。
・教師を尊敬していますか?・・・21% ( 世界最下位 )
・両親を尊敬してますか?・・・25% ( 世界平均85% )
・幸せだと思いますか?・・・世界最下位
・孤独感・・・29.5% ( 世界1位 )
・駄目人間だと思っていますか?・・・66% ( 世界1位 )
日本の子どもたちがどれほど精神性が
貧しくなってしまっているのか驚かされる結果です。
貧困地域の子どもたちがお腹いっぱい食べる事さえできなくても
それでも両親と暮らせる事に幸せを感じ毎日を懸命に
生きていることを池間先生が直にあったたくさんの国の
子どもたちを写真を交えながら話してくださいました。
今世界では2~3秒で1人貧しさのために亡くなっています。
90%は子どもだそうです。
下痢や風邪でさえも薬を買うこともできずに亡くなっているのです。
日本では考えられないことです。
貧困地域の子どもたちだけではなく今日本でも震災のための援助が
たくさん必要とされています。
今出来るボランティアについて
何が一番大切なのか最後にお話がありました。
・相手を尊敬すること。
・相手を理解し、知ること。
・少しだけ自分のものを分けること。
0.1%でも命に変わる支援になることを知ること。
・自分自身が一生懸命に生きること。
命があることは当たり前ではなく、支えられて生かされているのです。
池間先生が最も伝えたいことは、自分自身が一生懸命に生きる。
「 彼らが可愛そうだから助けてください」 と訴えているわけではありません。
この子たちは、どんなに苦しくても辛くても一生懸命に生きています。
一生懸命に生きる人だから自分の命も他人の命も尊いと思います。
『 最も大切なボランティアは自分自身が一生懸命に生きること。。。』
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