(「人生を変えるヒント」より)
『周囲の価値観で自分を見て苦しんでいることはないか』
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新聞の読者欄に、50歳の女性の職場での苦労話が載ってた。
「私は人よりも動作が鈍く、周囲に迷惑ばかりかけている。
そのために、朝は人よりも早く来て準備をしなければならない」とあった。
思わず、その方に「大丈夫ですよ」と、言ってあげたくなった。
彼女が苦しんでいるのは
自分と周囲の仕事の処理能力の比較をしているからだ。
誰でも会社など一つの組織に入ると、
自然に組織の一員として自分を見るようになる。
それは連帯感や協調性につながる良いことなのだが、
同時に周囲の価値観で自分を判断するようになる。
自分の能力や才能に対する判断基準がなく、
職場にいる周りの人間との比較で自分を見てしまう。
コンプレックスは、人と比較する心から生まれる。
生まれ育ってきた環境や仕事のキャリアが違うのだから、
本来は人と比べる方がおかしいのだが、人はつい比べてしまう。
自分を周囲に溶けこませなくてはという思いが、焦らせるのかもしれない。
人の価値観でモノを見ていると正しい判断ができなくなるが、
さらに危険なのは、人の価値観で自分までをも見てしまうことだ。
人と同じモノを持っていないことは美点なのに。
自分を人や世の中の価値観で見てはいけない。
あなたには、あなたにしかない特技があるのだから。
それは、仕事の処理能力とは違うかもしれない。
職場の空気を和らげ、周囲の能率を上げる人もいる。
もっと自分の存在に自信を持ってほしい。
世の中に劣った人などいない。無駄な人などいない。
人がどう見るかよりも自分でどう見るかが大切なことを忘れないでほしい![]()
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他人と比較してものを考える習慣は、
致命的な習慣である。(ラッセル)
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他人は他人と割り切るのは難しい事・・・。
それでも貴方の人生は貴方のもの。
他人のものでは無い。
1分1秒もすべて貴方のもの。
だから、自分の心を信じ生きなければ・・・。
他人が貴方の人生を生きてはくれない。
それぞれがみんな自分のために必死に生きている。
苦しみや悲しみが無い人などいない。
みんな同じ痛みを持ちながらも
それをどう受け止めるかだけなのだと思う![]()
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