25日に国際情勢分析家のジェイ・エピセンター氏の講演会に参加した。

 

 

ジェイ氏が強調していたのは、今後は米国からイスラエルへと覇権が移行していくだろうとのこと。

 

以下がその内容だ。

 

・トランプ政権がイランとの緊張関係を高めるのはイスラエルの影響

 

・トランプ政権内部の親シオニスト勢力としてのポンペイオ長官やボルトン大統領補佐官

 

・2年前にトランプ大統領自身がユダヤ教に改宗したと述べた人物(名前はジェイ氏が述べていたが忘れた)が、新たに伝えたことによると、イスラエルのネタニヤフ大統領が

「トランプがイランと戦争しないなら、トイレに流してしまえ」

と述べたと伝えた。

 

・トランプ大統領は米国の利権をイスラエルに移譲させる役割

 

・ドル覇権の次は電子通貨による覇権。その電子通貨システムに圧倒的な影響力を及ぼしているのはイスラエル。イスラエルは40年かけて「タルピオッド計画」として電子システムの世界で徹底的な英才教育を行い人材を育ててきた。

 

 

 

トランプ政権と米国、および電子世界におけるイスラエルの影響力を強調していた。

 

そしてジェイ氏が述べたのは

今後の世界は電子通貨と5Gの導入によって、電子世界が我々の生活に圧倒的な影響を及ぼす社会になる。

そこで新たな支配システムが電子世界を通じて構築される危険性があるので警鐘をならす

というものだった。

 

それを象徴するように人々の間にマイクロチップを埋め込み計画が進行中だという。

 

以下の動画では、

 

「今後の世界では何千億ものマイクロチップが、いたるところでつながることになるでしょう。」

 

と不気味な予言をする米国の科学者の言葉を紹介していた。

 

 

それは既に始まっており、マイクロチップを国民に埋め込もうとする流れが日本でも顕在化しているという。

 

トランスヒューマニズムという人間のサイボーグ化を促進しようという団体のパンフレットには、なぜかマイクロチップの埋め込みが何にもまして強調されている。

 

 

障害のある部分に対してサイボーグ化を行うというのなら理解できるが、なぜマイクロチップの埋め込みなのだろうか?

 

既に内閣府も5Gの時代によって到来する電子による生活管理を行う動画を作成している。

 

一見ユートピアに見える動画であるが、別の見方をすれば、全ての行動と自らの体の状況までが電子によって管理され観察されている社会である。

 

 

 

 

 

既に中国では、電子システムによって社信用指数というのが取り入れられ、その人物の言動が全て点数化されていくという。

 

政府に好ましい言動をする人間の指数は上昇し、様々な特権を得られる。

一方で、政府に好ましくない言動をする人間の指数は下落し、社会的なサービスが受けられなくなっていく。

 

電子による人間管理が実現すれば、それはハイテク全体主義になり、過去にあったどのような全体主義よりも人間管理が徹底されかねない。

 

そして行く着く先は英国の作家ジョージ・オーウェルが描いたディストピア小説「1984」のような電子によって国民の生活が隅々まで管理されてしまう社会だという。

 

 

科学技術(真理)は何のためにあるのか?

 

そのことを人類は今一度真剣に問い直さなければならない。

 

電子による社会管理は中国のような一党支配体制にある社会のみの問題ではない。

 

日米欧に代表される西側の自由民主制(資本主義と民主主義の融合)も同じ問題に直面しているのだ。

 

「利益を追い求める資本主義的価値観」に基づいて豊かさと便利さだけを追い求めるならば、AIの暴走や全体主義を目指す政府や資本家による人間管理が実現しかねない。

 

儲けと利権には科学技術による人間管理を規制する歯どめとなる原理がないからだ。

 

 

 

 

「万人の人格を保障する民主主義的価値観」こそが、科学技術を権力による人間支配に悪用させず、AIのような科学技術(真理)を適正に管理できる原理となる。

 

 

科学技術を資本主義的価値観に主導させず、民主主義的価値観によって管理する社会を人類が指向できるかどうか。

 

高度科学技術の社会を全体主義化させず、人類の自由を拡大させる道具として使用することが出来るかどうかが試されているのだ。

 

(記事終了)

 

 

■本

 

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