どうして、母は死んだのだろう？
少し暗い話になりますので、
苦手な方は、スルーしてくださいね。
お元気様です。天野使音です。
大切な人や身近な人が
亡くなった時、
どうして、死んでしまったのだろう？
と考えることもありますよね。
それが寿命だった、
という答えがあったとしても
災害や事故、病気で亡くなられたり、
自殺して亡くなられた時、
遺された人の想いの中には、
【寿命だった】
という言葉では納得できない想いもあります。
死んで欲しくなった
生きてて欲しかった
どうして、死んでしまったのだろう？
という気持ちが込み上げてきます。
もちろん
人それぞれ、
いろいろな感情があります。
私の場合は、
母が自殺して
【どうして、母は死んだのだろう？】
という疑問に
「答え」が欲しくて長い期間、
答えを求め続けてきました。
…………
母は、25歳で自殺しました。
あと少し生きたら
26歳の誕生日がきて、
２人目の赤ちゃんが生まれる予定でした。
25歳の母には、
３歳の娘がいて
母のお腹には、赤ちゃん。
幸せそうにみえるのに、、
母が選んだ道は、
３歳の娘と一緒に死ぬことでした。
25歳の母は、
３歳の娘を遺していくのは、
可哀そう、というより、
遺していくことで
迷惑をかけたくなかったんだな、
と思うのです。
でも
３歳の私は、
母がくれた農薬を飲まなかった。
母が何度も
飲みなさい！と叱っても
私は、飲まなかった。
母は、悲しそうな顔をして
農薬を飲んで
苦しんで死んでいく姿は、、
今の私だったら
すぐに止めることも
処置して救急車を呼ぶことも
できるけど、、
３歳の私には、
何が起きたのか
わからなかった。
苦しんで死んでいく母の姿が
怖くて泣くだけだった。
…………
３歳だった私は、
母が亡くなった年齢を超え
61歳になりました。
母は、まだ25歳のままで、
私の子ども達より若いのです。
もしも娘が自殺したら、、
もしも嫁が自殺したら、、
と考えると
たまらなく、せつなくなります。
…………
【どうして、母は死んだんだろう？】
の答えを長い時間をかけて
求め続けてきたのは、
【生きてて欲しかった】
の想いが、
ずっとずっと、あったから。
61歳になっても
母との想い出は、
３歳で止まったままで、
「答え」は、
いつか私が、あの世に還り
母と会った時に
わかるのかな、と
空を見ながら思うのです。
そして
答えを探してたからこその
出逢いがあったり、
体験があって
今の私があるのです。
こころよりの愛と感謝をこめて