前回タイダイ染めをやったら思いのほか楽しくて、次は何をやろうかとずっと考えていました。
でも、家の中がタイダイだらけになるのもいかがなものか、、、などと、やることがなかなか思いつかないまま3ヶ月。
タイダイじゃないけど、色褪せたキャスケットを染めなおしてみることにしました。
20年近く被り続けてきたデカいコットンのキャスケット。某グループの衣装として原宿Or Gloryでリースしたものを気に入って買い取ったものです。写真だとちょっとわかりにくいかもですが、焼けなのか何なのか、部分的に色が褪せています。
こういうモノは、シックリくるものになかなか出会えません。なので綺麗に復活させて更に大事にすべき!と思います。
さあ染めましょう。
今回使用したのはコールダイホットと色止剤。モノがそれほど大きくないし、色も黒一色なので楽勝かと。
せっかくなので、トートバッグも一緒に。
デカいナベ(染め用に前回購入)でかき混ぜながら煮込みます。
びっくりするくらい縮んじゃってます。
氷のうみたいになってる。しまった。。
でも干す時にしっかり伸ばせば大丈夫だろう、と、このときはまだ呑気に考えてました。
そして色止めなど諸々の工程を終えて仕上がりました。
すごいことになってしまった。笑
イッキに劣化してしまった感じ。
まず、黒く染まりはしたものの、焼けた部分がまだわかります。黒かった部分がより黒くなった感じ。
そしてツバの部分になぜかアザのような変色が。ガッツリ。
トドメは途中で気になった縮み。スベリと呼ばれる内側の部分が合皮か何かだったらしく、それがキューっと縮んでいたので、干しながらグイーっと伸ばしたら、全部ボロボロ剥がれてなくなりました。。
(一緒に染めたトートも微妙でした。)
これはもう被れないかな。。
と思いながら街へ出たら、売ってました。デカいキャスケット。CA4LAに。メジャーな店に。
しかもNEW YORK HAT。メジャーなブランド。
別に古いものじゃないと嫌だというわけではないので、というかボロっちいのはフツーに嫌なので、買っちゃいました。
とても良いです。
靴でも帽子でも、染めはやっぱり難しいです。
染めだけでなく塗装もきっとそうなのでしょうが、下地をちゃんとやっておかないと、上からゴマカそうとしてもダメですね。
という失敗話でした。