楽園の夕べ ルシア・ベルリン作品集ルシア・ベルリンによる二作目の作品集(日本では一作目が分冊されていたので、これで三冊目)。相変わらず、一つひとつの言葉がいろんな足跡を残し通り過ぎていく。読んでいる最中よりも、読み終わった後に、放つ光が増す感じだ。もう亡くなった作家なので、読める作品が限られているのは残念で仕方ない。 楽園の夕べ ルシア・ベルリン作品集 Amazon(アマゾン)
流浪の月2020年の本屋大賞受賞作。凪良ゆうさんの作品はこれが初めて。しんどい子どもたちへの視点が優しい。もともとBL作家だったという経歴もユニークでいろいろ気になる。 流浪の月 (創元文芸文庫) Amazon(アマゾン)
六月のぶりぶりぎっちょう万城目学の織田信長モノといえば、昔、映画製作で何やら揉めてたなと思い出し、懐かしい気持ちで読み(聴き)始めた。オーディブルと相性良く、散歩しながらの読書に最適。できれば京都の街を歩きながら聴きたかった。 六月のぶりぶりぎっちょう: 文藝春秋 Amazon(アマゾン)
JR上野駅公園口全米図書賞(翻訳文学部門)受賞作。そういえば最近は、日本の小説で、こんな風に、これでもかこれでもかと艱難辛苦が降りかかる小説って読んでなかった気がする。重くて滲みて、時折、その目線にハッともさせられる秀逸さ。 JR上野駅公園口 (河出文庫) Amazon(アマゾン)
地雷グリコ少し前にミステリー関連の賞を総なめにした話題作。評判通り、面白かった。ミステリかと言われたら、最近はこんな感じなの? と思うところはあったし、最終章にいたっては結構、無理矢理ねじ伏せた感じもあったけれど、普段、小説を読むときにはあまり使わない頭がグググっと動き続けている感じがして、読後感も悪くなかった。 地雷グリコ (角川書店単行本) Amazon(アマゾン)