いよいよ最後のトレーニングです。
まだ続いてたの!?と思われた方もいらっしゃると思いますが、わたしも同じ気持ちです(笑)
渡されたカードを、見本とおなじように置きます。
ヒルマは難なく完成させました。
「すごーい!上手ですね!できましたね!」とほめてもらったあとで、
先生はトマトのカードを1枚ずつ取って、お手本を見せてくれました。
ヒルマも右と左を見比べながらカードをえらぶと、
本当は同じ絵カードを2枚取って渡すところなのでしょう。
それでも先生は「上手でした」とほめてくれました。
開始から45分、やっとトレーニングが終了しました。
先生は、前回の様子(行動面の問題)ではむずかしいと思われた切りかえが「とても上手です」と驚いていました。
いまは3つを聞くことがむずかしいので、今後は『聞く』『聞く姿勢づくり』が課題となりました。
また、ことばでうまく表現できるように、たとえば家で食事のときに
「どんな味してる?」とか
「どんな色してる?」などの会話することをアドバイスされました。
ここ最近のわが家の夕食が、
ヒルマはipadでYouTubeを、わたしはテレビでHuluを、パパは自室のPCでドラクエをしながら─というように、三者三様であったことを反省しました。
(でもこれが、一番おだやかな夕食だったりします・・・)
「このままだとヒルマくんは話しかけられていることに気づけないです。
『聞いて』と言ったら、こちらを向いてお話を聞けるようになるのが目標です」
先生にそう言われ、決意を新たにするわたし。
帰り道。どうしても不思議なのが「どうぶつ」のこと。
どうしてヒルマは犬を「どうぶつ」と認めないのでしょう。
ヒルマが「どうぶつ」と答えたのはサル、きりん、ぞう。
そして少し考えてから、うさぎ。
これはもしかして…
なるほど、犬は動物園にはいないもんね。
ヒルマの謎が、解き明かされるのは爽快!