言語聴覚士さん(ST)の行う訓練がどういうものなのかご紹介します。
前回の検査の結果、ヒルマ(4才)の実力は3才以下だそうで、そんなヒルマ用のカリキュラムです。
訓練は1対1で、わたしは少し離れて様子を見ています。
(1)おえかき
「これは何かな?」と聞かれ、「いいたくない」とさっそく黙秘です。
それでも先生の説明を聞くと、クレヨンで慎重に線をひきました。
つぎにヒルマの顔を書くことになると、
そういえば前回も顔を書くのを嫌がりました。
何か理由があるのかもしれませんが、先生は言いました。
「うさぎさん」がどんな遊びなのかわからないのに、ヒルマは素直に「うん」と答え、先生の誘導で顔を書きはじめました。
丸い輪郭、目、口、鼻、髪。
「みみ むずかしい」と言って先生に片方を書いてもらい、書き終えると花丸をつけてもらいました。
おえかきの時間が終わりました。
(2)うさぎさんゲーム
「うさぎさん」とは、先生の話を聞いて、うさぎの口にくだものを入れるゲームでした。
何度かくりかえした後で、
いま入れたくだものが何か質問されました。
たった今入れたばかりなのに…。