最近、ほぼ毎日、チャットや電話している日本語翻訳のお仕事をなさっている
パキスタン人男性。同い年です。
日本語だけです。
で、昨日…。
「夕飯は、ビーフミンチとじゃがいものカレーです」
…と。
からはじまって…ミンチを読み落とした私は
「ガーイ アル―」
…やりとりして挽肉に気づいていなかった私に…。
「アル―キーマ」
その後のやりとりが面白い。
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私のほうから
「インドのコルカタでね、面白い風景を見たの。
バングラ人が川を渡って牛を連れて帰ったの」
「それはパキスタンも同じですよ。
インド人が安いお金で牛をパキスタン側に送っています」
「ああ、お金をもらっているんですね」
「だからパキスタンではビーフのほうがマトンより安いんです」
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へえええ。
政治では仲が悪いけれど、民間貿易をやっているんだ。
しかも、バングラデシュ人は牛を誘拐するけれど、
パキスタン人は買っているんだ。
「インド人は牛を食べませんからね」
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…厳密に言うとキリスト教徒が多い(約8%)チェンナイとか
プネーやムンバイのようなパールシーの多いところは牛も豚も食べる人がいます。
ヒンドゥー教以外の人口比率が比較的高いところですが。
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知性の高い友達と話すと、調べなおしたりできるから嬉しい。
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どっちにしても、パキスタン国境とバングラデシュ国境を
うろうろしていると食べられてしまう運命にある牛さん。
捕まらないように気を付けましょう。
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しかし…日本の社会科の教科書にある
「インドでは牛は神聖な動物」という記述…いらない。

野菜だね。