スピーチコンテストで私が禁止している表現【1】
「架け橋」「中国では」「私の国では」
さきほどの池上彰さんの番組でのことの続きです。広い国で自国体験と日本(住まい近隣)を比較するような言い方。
◆国際感覚がある審査員なら聞きなれている表現「架け橋」。
私にとっては、もう日本に来てくれただけで「架け橋」なんで。もちろん審査の先生には留学生のように自分の意思で日本に来たと勘違いしている方もいらっしゃると思います。ですが、「日本??どこ」「なんで今更(ほとんど顔も知らない)親と暮らす??」という思いで日本に来た、いや来てくれたのですから。好きで来た人よりも日本のいいところ悪いところ、ものすごく理解しているので、「ありがとう来てくれて」です。すでに「架け橋」のあなたに言ってほしくない、いえ、「架け橋」を越えて具体的に自国または世界と自分をどうつなぐか具体的にできることしたいことを明確にスピーチで打ちだしてほしいと考えています。はじめて審査する先生には伝わらない、というか、むしろ「架け橋」という安直な表現のほうがウケるかもしれません。審査慣れしている先生は「ひな型」は「またか」と思われるはずだと信じて。必ず日本で暮らす自分と母国または世界とどうつながるかという課題を語ってほしいと。日本語でも英語でもハードル上げてごめんなさい。「架け橋」と言えば絶対楽なんですけれどね。