ネパールの歌の中で、今、もっとも知られているのは「レッサム・フィリリ」でしょう。
YouTubeでも、世界のいろいろなシーンで歌われていたり、
踊られている動画がたくさんあります。
海外の多くの人々は、現地でトレッキングしたとき、
歓迎パーティなどで遭遇することが多いようです。
日本人も同じ。
最近、国外で生活するネパール人が増えている実感があります。
東京近郊で増えているインド料理屋で働いているのは、
インド人だけではなく、ネパール人やパキスタン人だったりします。
また日本に来る留学生も増えているように思います。
以前は、養子関係とか結婚で日本に来るという事情のほうが、
多かったと感じていたのですが。
政情が悪いから、ある程度の階層が国外に出たのでは??
本当は、こういう階層の人たちが国の建て直しに貢献したほうが…。
チベットやシッキムと同じ運命を選択しようとしている。
これは、きちんとした統計ではなく、
私※個人の感想 です。
さて、resham fiririですが、
日本のサイトで、ときどき、レッサンピリリと書かれていたりします。
このカナ宛て、アイヌ語にもあるようですが・・・。
で、世界中にすごく多い勘違いされている解説があります。
「Nepali folk song」ネパール民謡。
民謡ではありません。
10年くらい前に大ヒットした映画音楽です。
山の向こうで揺れるスカーフを見た彼氏が、
恋人に近づいていく…。そんな歌です。
ネパールでは、ほぼ10年に一度、大ヒット映画があって、
かつてカセットだけだった時代では、カセットが出回っても、
ロングラン上映。
ここ最近は、DVDが出ても関係なく映画館上映が続きます。
入場料が安いから、デートにもってこいなのでしょう。
無難だし。
さて、この楽曲ですが、
メロディの5音音階がシンプルです。
前奏・間奏のフルートも指が動くまんまの運指もシンプル。
前奏のみサーランギが登場します。
リズム隊は、ハルモニウムと太鼓(タブラ)。
ネパール・ダンスの基本ステップと同じリズムなので、
簡単に自由に踊れるようになっています。
今日はここまで…。
この楽曲は、YouTube投稿動画から、
世界でどのように演奏されたり、
踊っていたりするのか観察したいと思います。