春は花を咲かし、秋には実りをつける立派な木。

そんな木の実りが功をさして今日インタビューアがやってくる。

 

「おじいさん、おいくつなんですか?」

 

「わしか?わしゃ89じゃ」

 

「お若いですねぇ。ところで今何なさっているのですか?」

 

「木を植えているんじゃよ。秋には実りをつける立派な木じゃ。」

 

「実をひとついただいてもよろしいですか?」

 

「ほれ、うまいじゃろ。」

 

「本当ですねぇ。おいしいです。ところでその木、育つのに何年かかるんですか?」

 

「この辺にあるような立派な木になるには30年はかかるかのう。」

 

「実がなるまで、長生きするんですね?」

 

「あぁ、そうじゃよ。」

 

インタビューアは笑っておった。

 

わしが生まれた頃、家にはワシの爺さんが植えた木があった。

そのおかげで子どもの頃おいしい実を食べれたんじゃ。

ワシはただ、爺さんと同じことをしているだけじゃよ。

ある国では探偵業が盛んだ。

もう少し正確に言うと、相手の心の流れを読み取る力が発達しているのだ。 

その力は人を裁く時に最も使われた。

 

そんな国にひとりの警察官のタマゴがやってきた。

 

「ボス!私はまず何したらいいですか?」

 

「ん~?とりあえず、容疑者の身辺調査宜しく!ついでにその辺の資料に目を通してこの国の傾向を知っておけ」

 

来る日も来る日も、彼は身辺調査をしている。

 

「あの・・・ボス、そろそろ」

 

「ん?何だね?」

 

「いえ、容疑者は自白したのかなって思いましって」

 

ボスは驚いたような顔をして新米警官を見つめた。

 

「ハッハッハ!新米!お前知らないのか?この国には自白は存在しないのだよ。」

 

「え?ですが、それだと時間がかかりすぎるのでは・・・?」

 

「お前、この国の警察の歴史を知っているか?」

 

「昔は犯人確定率がほぼ100%だったのに今じゃ60%にも満たないってヤツの事ですか?俺はそっちの方がいいと思いますよ。」

 

「あぁ、それは裏があってな。『自白』をさせていたのだよ」

 

「はぁ。じゃあ犯人がつかまるからいいじゃないですか。」

 

「そうだ。だがな、長い歴史から『自白』は精神的に圧力をかけた時や拷問にかけたときでないとなかなかされないことも物語っているのだよ。」

 

「え?それってつまり・・・」

 

「何人。無実の罪をかぶったヤツがいるのだろうなぁ・・・。大変だろうがちゃんと調べてくれよ。」

 

ボスは遠くの空を見つめていた。

お月様は、今日

大好きな太陽さんとやっと会えるんです。

 

「いつも、追ってばかりだけど、今日は面と向かえるわ!」

 

とてもうれしそうです。

 

「そうね、メイクバッチりしとかなくちゃ!」

 

パタパタパタパタ。

 

ふと時計を見ると・・・

 

「・・・。」

 


チコクだーっ!

 

お月様は急いで天に昇っていきました。

 

あまりにも急いでいたためとても早く早く動いていました。

 

お月様が約束の場所にいくとすでに待っていた太陽さんは言いました。

 

「今日会うの楽しみにしていたよ。」

 

なんだか照れくさくなって。。。

 

会っている間中、お月様の顔は真っ赤です。

 

「もう時間だ。行かなくちゃ」

 

太陽さんが行ってしまいました。

 

お月さんはなんだか寂しそう。

 

今度会うときは、照れないようにしなきゃね。