錯覚、それはちょっとした思い込み。

もしかして、だれもがそう戒めようと心の中でつぶやいたかもしれない。










健康診断で

検尿と検便の容器がいっしょに渡された。

  

次の日にをそいつを学校へ運ぶのだけど

尿のほうが綺麗に思えてしまう。

 

錯覚。錯覚。

 

 

リモコンの調子が悪くて

とりあえず叩いた

見事に完治。俺ってやるやん?

 

錯覚。錯覚。

 

 

「ねぇ、先輩あなたを見てるわ。」

「そんなことないわよ」

とか言いつつも期待大。

 

錯覚。錯覚。

 

 

「30で無職って痛いですよね」

という29歳無職の男性。

 

錯覚。錯覚。

 

 

ウチのマンションのエレベーター

シンドラー社製だった

 

錯覚。錯覚。

 

 

酔っ払って帰宅


服を脱ぎ、熟睡


枕は電柱

 

錯覚。錯覚。

 

 


ふたご座の双子は


なんか、守護霊が多そうな気がする


錯覚。錯覚。

 

 


おんなのなかにおとこがひとり~♪

 

錯覚。錯覚。(泣)

 

 



体臭がクサヤにそっくりだ。

 

錯覚・・・


錯覚・・・




口内炎が死ぬほど気になる

 

錯覚。錯覚。

 

 

犬が

私の顔見ておびえる。

 

錯覚?錯覚?

 

 

マジックミラーで

鼻毛の手入れ

あの過去は・・・

 

錯覚!錯覚!

 

 


ファッションセンス


幼稚園児にも劣る

 

事実。事実。

 

 

2割引に

ひどく弱い。

 

錯覚。錯覚。

 







 

結婚は人を育てる。

 

錯覚。錯覚。

 

 




くびれ


時がたてば少し埋まり


そして伝説へ・・・

 

さっか・・・さっか・・・。

 

・・・・。・・・・。

 

 

 





ふと時計の針を見ると
1225
333
とかだとうれしい

 

でも、5時55分は

 

もっと頑張れって言われてる気がしてヤダ。

 

錯覚。錯覚。

 

 

 

人形の髪の毛を引っこ抜いて

また、生えないかと毎日観察していた園児

髪型スキンヘッド

 

錯覚。錯覚。

 

 




バンジーは内側から内蔵が出そう

 

錯覚。錯覚。

 

 




実はみんなが感動する話


いまいちぴんと来ない。

 

錯覚。錯覚。




 

 

 

「年の数だけバラを積んでまいりました」


 

2本多いんですけど?

 

錯覚。錯覚。




 

  

 

私の洋服に

顔が・・・


 

錯覚。錯覚。





 

 

出社したのに夢だぅた。

 

錯覚。錯覚。




 

 

何をプレゼントしても


彼女が納得してくれない

人生いろいろ?





 

錯覚。錯覚。

 

 

 

眼鏡外すと


結構・・・?


 

錯覚。錯覚。

君は何を今、見つめているの

赤い悲しみにむくれた瞳で

逃げてゆく、白い歯と それともう、ひとつ

君も今日からはボクらの仲間 飛び出そう青空の元へ

 

昭和40年代青春を過ごしてきた先生は

中学校の音楽の歌の試験にこの曲を抜粋した。

 

当時は汗にまみれたいい曲だったらしいけど

どうも眠い曲に感じる。

 

いまどきカセットテープで流す

この曲は聞き取りにくく、歌詞カードをもらったにもかかわらず

こういう風にしか聞こえなくて困った。

 

何度も練習しても

こういう風にしか聞こえなくて。

団体練習だと声がかぶってなおさら。

 

さらに追い打ちをかけたのが2番目。

 

君は何を今、待ち続けるの

街の片隅で 膝抱えて

届かないあの手紙 敗れた夢

君の今日からはボクらの仲間

慰めあおうあの青い海で

 

彼らの就職活動は大変だったんだなって思った。

 

試験日当日

2人ひと組でこの曲を歌い

試験は終了する。

 

この曲の中味はいろいろ思うものの

先生には青春の曲そのもので、 

ボクらは間違えないように歌った。


なのに・・・

 

いつもそう歌っていたらボクらは

ついつい自分の耳で聞いていた通りに歌いだす。

 

しまった!

と思う時には既に遅く

 

・・・・にらまれた。

 

いや、隣の池田はどうか知らないが少なくてもボクは

わざと歌っていたわけじゃない。

わざと聞こえたわけじゃない。

 

そう聞こえてたんだから。

 

 

 

先生許そうよ。

聞き取り力にも個人差があるのだから。

 

 

*この変え歌詞は作詞山川啓介『太陽がくれた季節』を基につくられております。*

家に帰りふと、リビングにある机を見たとき

「あなたへ」というタイトルの小説をみてドキッとする。

 

そこに書かれていた作者の名前は

かつて私が恋したあの人の名前だった。

 

気になって

途中から読みだす。

 

そのエピソード一つ一つは

あの人と過ごした日々とは違うものの

 

言葉言葉に

あの人を感じた。

 

「心がこもっていないもっともなことばかり言うなこの偽善者!」

 

昔、私があの人に言った言葉だ。

 

そのまんま連絡もしないで別れた。

傷つけただろうなってずっと思っていた言葉。

 

でも、小説の中の彼は

許すんだね。

 

小説の中に出てくる2人は

仲良く肉まんを分け合っているけど

 

私は

コンビニで2人で分けたとき

眼鏡が曇っての笑顔がキモイなんて言ったっけ。

 

エピソードのそれは私の過去とは違うのだけど

でも、似たような経験は心に響く。

 

あとがきに

一言こう書いてあった。

かつて付き合った彼女にありがとうと言いたいと。

 

出版されたラブレター。