君は何を今、見つめているの
赤い悲しみにむくれた瞳で
逃げてゆく、白い歯と それともう、ひとつ
君も今日からはボクらの仲間 飛び出そう青空の元へ
昭和40年代青春を過ごしてきた先生は
中学校の音楽の歌の試験にこの曲を抜粋した。
当時は汗にまみれたいい曲だったらしいけど
どうも眠い曲に感じる。
いまどきカセットテープで流す
この曲は聞き取りにくく、歌詞カードをもらったにもかかわらず
こういう風にしか聞こえなくて困った。
何度も練習しても
こういう風にしか聞こえなくて。
団体練習だと声がかぶってなおさら。
さらに追い打ちをかけたのが2番目。
君は何を今、待ち続けるの
街の片隅で 膝抱えて
届かないあの手紙 敗れた夢
君の今日からはボクらの仲間
慰めあおうあの青い海で
彼らの就職活動は大変だったんだなって思った。
試験日当日
2人ひと組でこの曲を歌い
試験は終了する。
この曲の中味はいろいろ思うものの
先生には青春の曲そのもので、
ボクらは間違えないように歌った。
なのに・・・
いつもそう歌っていたらボクらは
ついつい自分の耳で聞いていた通りに歌いだす。
しまった!
と思う時には既に遅く
・・・・にらまれた。
いや、隣の池田はどうか知らないが少なくてもボクは
わざと歌っていたわけじゃない。
わざと聞こえたわけじゃない。
そう聞こえてたんだから。
先生許そうよ。
聞き取り力にも個人差があるのだから。
*この変え歌詞は作詞山川啓介『太陽がくれた季節』を基につくられております。*