星々の天幕に彼を求めよ 星の彼方に主はおられる
～ベートーヴェン 交響曲第９番 歓喜の歌～
前回のあらすじ
クリスマスムードも終わり
夜更けに迦恵莉一人、生命の樹に逢いに行きました・・・
ナカノ樹海 生命の樹
「何故 クリスマスツリーにベツレヘムの星を飾るのか」
既に知ってる顔をしているぞ
「はい ですが 形而上ではなく現象として知りたいのです」
祈りとは 人間だけが行うものではない
「やはり そうでしたか」
神は 地球全体の生命の源 空気を作るため 私達を作った
「その象徴が あなた 生命の樹であると」
そして人間の潜在意識から生まれる植物への感謝の祈りを 神に返すのも私の役目だ
「聖書にあるベツレヘムの星 これは神の子のために 創造主が送ったエーテル」
ベツレヘムは星ではない 創造主そのものだ
「光に満ち溢れていたから 星に見えたのですね」
人間の祈りはエーテルと化し 主の元へカヱリ また宇宙全体に行きわたる
「それでは 宇宙で神に近い存在は 地球の人間だけと思ってしまいます・・・」
言葉に気をつけるのだ 人間は闇の力も神に匹敵する お前は知っておろう
「分かりました ありがとうございました」
敬虔なるメシア教徒に 少しだけ見せよう・・・お前達人間の祈りが創造主へ帰る様を・・・
ｼｭｵｰｰ
迦恵莉の祝福が上がった！ つづく