前回のあらすじ
天上天下唯我独尊を解き明かした御玖莉、それは釈迦の子育て論でもあった。
道灌の命により、捨て子の育児を託されました。
総本山
オギャー オギャー
「おー よしよし・・・ ではなくて どうなされましたか?」
http://ameblo.jp/amakatz/entry-11578076128.html
「いいぞ お腹も空いてなく おしめの交換もしてあるのに 泣くのはどういう事だろうか」
「うーん・・・ 皆目見当がつきません・・・」
「論より証拠 外に出よう」
「お お兄様!?」
ウエノ 総本山前
![みぢから](https://stat.ameba.jp/user_images/20130723/14/amakatz/4e/9b/j/t02200100_0309014012619801074.jpg?caw=800)
オギャー オギャー
「悪魔が徘徊しているが ここいらなら大丈夫だろう なるべく人工物がないとこがいい」
「夜とはいえ まだ暑苦しいですね・・・・」
「古来より 泣き相撲ってあってな 泣く子が良く育つと伝えられているが 半分正解」
「では 残りの半分は?」
「赤ん坊の泣き声は 潜在意識を通して自然界に対して 自分の育つ環境を整えよと命令している」
「そ そんな事が・・・・」
「俺じゃなくて釈迦が説いてるんだけどなw」
スー スー
「あ 泣きやんで眠ったようです・・・それに幾分 涼しくなった気が・・・」
「この荒廃した世界でも 天上天下の王の言う通りになるとは不思議だ・・・」
「私はお兄様の・・・いえ 何でもないです」
つづく