間人宅
じゃあ お前達 しっかり留守番するんだよ
「行ってらっしゃい 御土産忘れないでよ」
(お兄ちゃんと 当分 二人屋根の下・・・どうしよう・・・)
「おい 美ら 僕がご飯作るから お前は風呂掃除な」
「え! お お風呂!?」
「全部 僕にやらす気か」
「あー・・・あははは 力仕事は任せてやっさね そっそれにしても一緒に行きたかったんじゃないの?」
「お白石持ち行事か? まあ あれは新旧の御宮を同時に見れるラッキーイベントだしな」
「お父さん 宮大工だからすっごく楽しみにしてたよね・・・やっぱりお父さんの跡を継がないの?」
「確かに宮大工は神様に選ばれた名誉ある仕事だけど 僕は今生きてる人の為の家を作りたいからね」
「流石は お兄ちゃん! クランホームも作らないといけないやっさね」
http://ameblo.jp/amakatz/entry-11420799623.html
「そ 残念な事に学生の本分もあるしな」
「それにしてもたかが木の柱一本の為に盛大な事をするやっさね」
「恐らく御神体は生命の樹の杉の木に違いない・・・なんだけど実は松なんだ」
http://ameblo.jp/amakatz/entry-11511942162.html
「お兄ちゃんの読みが当たるといいやっさね・・・って杉じゃないの?(*_*)」
「松科の杉って事」
「ややこしいやっさ」
「そしてあの御神体・・・御神体を倒しりしたら大変な事が起こるんだ」
「昔 お父さんが 御神体を見たら目が潰れるとか血が体中から吹きだすとか言ってたやっさ」
「そんな生易しいものじゃないぞ?」
「ええーー!?」
「夏だし・・・幽霊話とは違うけど背筋が凍る話をしてやろう」
つづく