聖都アルカディア 中央広場
「今日はヨハネの黙示録第二十一章を朗読しましょう」
都は四角で、その長さと幅は同じである。彼がそのさおで都を測ると、
一万二千スタディオンあった。長さも幅も高さも同じである。
また、彼がその城壁を測ると、人間の尺度で百四十四ペーキュスあった。
これが御使いの尺度でもあった。
「迦恵莉おねえちゃん これってラピュタやエノクシティの事なの?」
「よい質問ね 実は違うのよ」
「でも色々な絵や過去では映画とかになったよ」
「神の教えに従えば楽園に行けるって」
「昔悪い人がいてね 信者を増やすために嘘を教えたの」
「え? 嘘なの?」
「この章はね 神様の教えを守ってるかのテストなのよ」
「えー!? そうなの?」
「じゃあ この詩にも神様の教えがあるの?」
「そう この詩の本当の意味は真実は何処から見ても同じ って意味なの」
「真実って?」
「それはみんなの清らかな魂の事よ」
「そうなんだ~」
「私達はこの地球に生まれたのだからこの世界を楽園にするのが使命なのよ」
「その通りじゃ 天国の事を考えるよりも今を大切にする」
「ユダ様 聞いておられたのですか」
「ホッホッホ 素晴らしい教義であった」
「いえ 私が受けた事をそのまま教えただけです」
「私に出来る事はあなた方にも出来ると神は申された」
「神様は同じ力を与えました みんなで世界を平和にしましょうね」
はーい!
迦恵莉の祝福が上がった!
つづく