NHK交響楽団『第2007回定期公演』NHKホール | てるみん ~エンターテインメントな日々~

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 「春というよりも秋っぽいプログラムだなぁ」と独断と偏見で思っていたんですが、それでも大好きな曲だし、N響でブラームスも聴きたかったので久しぶりにNHKホールに足を運びました。客入りは上々で、改めてN響人気を見せつけられたのでした。どの駅からも微妙に遠くて、もしかして都内のメジャーなホールや劇場で一番駅から遠いかも!? 原宿駅からは代々木公園通り抜けなので、今日みたいに暑い日は汗だく。でもホールの中はエアコンが効いているので羽織るもの必携!!  

 

 今日のプログラムはシューベルト×ブラームスという人気のロマン派たち。調性はハ短調で統一。歌心のある作曲科たちなので、安心してサウンドに身を委ねてきました。シューベルトは爽やかな、ブラームスは重厚な演奏で、良い音が引き出されていました。弦楽器が大活躍する曲たちですが、ブラームスは弦楽器も8-16型で増強されていて、低音が三階席までドンドコ響いてきて壮大なのと、高音も、音が散ることなく、艶やかに響いているのが快感でした! オケピをステージの高さまで上げていて、弦楽器がその上まで張り出しているのも影響? サントリーホールの3倍くらいの舞台面積が何とも広々。

 

 久しぶりのNHKホールは「あれ、こんなに音が良かったっけ?」とビックリ。50年以上前に作られたホールで座席こそ窮屈ですが、多目的ホールながら天井は高くて音にも(!)圧迫感がないし、死角となる客席もほとんどないのがありがたい限り。最新のホールは死角が多いし、客席は圧迫感があって「とにかく一つでも多く客席をせっちしたる」ということばかり伝わってくるのですが、やっぱり、劇場やホールは贅沢感が必要ですよね~。広々といえば4000人近く入る客席もやっぱり巨大で、ロビー上手側の端にあるトイレが遠かった~💦 

 

 

第2007回定期公演 Aプログラム

 

【プログラム】

シューベルト/交響曲 第4番 ハ短調 D. 417「悲劇的」
ブラームス/交響曲 第1番 ハ短調 作品68
 

指揮:マレク・ヤノフスキ