新国立劇場バレエ団『ラ・バヤデール』オペラパレス | てるみん ~エンターテインメントな日々~

てるみん ~エンターテインメントな日々~

• ミュージアム& アトラクション
• アート& カルチャー
• 音楽
• 映画
……などについて書いてます

  ほとんどのキャストが今回の公演でロールデビュー。もちろん、おなじみキャストが主演の日もあるのですが、全8回公演ともなると配役もいろいろ試せます。このところメンズの抜擢が目立っていた印象の新国バレエですが、今日は女性陣の活躍が目立ちました。ニキヤの廣川みくりも、ガムザッティの直塚美穂も初役。ふたりとも表情か華やかで「陽」タイプのダンサーとして、舞台がパッと明るくなります。つぼの踊りの渡辺与布も表情豊かなダンサーなのでキラキラ。メンズは役が少ないし、群舞参加も数人編成なのも寂しい。ソロルとブロンズアイドルの森本亮介位しか踊りの見せ場なし。ソロルの井澤駿は貴重な経験者枠。落ち着きが感じられました。それにしてもソロルってあまたあるバレエ作品の中でも指折りのダメンズw

 

 インド物バレエなので、迫力あるダンスバトルなんかがあると盛り上がるんでしょうが、いかんせん西洋人が想像したインドなので、むさ苦しさゼロです。メイクだって黒塗りしていません。いつかインド人による新演出で上演されることに期待。雄々しい男性ダンサー✕セクシーな女性ダンサーによる「バヤデール」なんていかが?