アンコール!ザ・モーメンツ展@イクスピアリ | てるみん ~エンターテインメントな日々~

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 子供の頃「ロスに行ったらディズニーランド」というのが当たり前でした。が、なんと日本に!それも京成電鉄も絡んでディズニーランドがオープン!と聞いて、当時小学生だった千葉県民は大フィーバーしたのでした。その後、浦安市民がプレオープンに招待されたなんて聞くと、市川市民は指をくわえて見ていたのでした。当時、京葉線はまだ開通しておらず、浦安駅からかなり離れたバスターミナルに並び、そこから延々とバスで移動という時代(そういえば、成田空港もそうでしたね)を経て、やがて京葉線が開通し、ディズニーシーやイクスピアリがオープンし、いつしか、ディズニー・リゾートと呼ばれるほどに開発が進みました。

 

 1983年の東京ディズニーランドの誕生から約40年。東京ディズニーランドと東京ディズニーシーで開催された歴代のエンターテイメントプログラムとスペシャルイベントに焦点をあてて「あの日、あの時、あの瞬間」の記憶をよみがえらせる展示会。その全てを体験している身としては感涙もの。全ての部屋で衣装に見入り、写真を眺め、映像を凝視してきたのでした。映像以外はほとんどの展示物が撮影OK。予約制でかなり人数制限がかかっているので、ゆったり鑑賞することができます。週末は満員ですが、平日は楽々予約。夜21時まで営業しているので仕事帰りによることができるのもありがたい限り。

 

 都内からだと、東京駅から京葉線、日比谷線の八丁堀から京葉線、有楽町線の新木場から京葉線のルートがほとんどですが、いずれも舞浜駅利用。ディズニーの管轄じゃないならディズニーランド駅という名前は使えないという制約で舞浜駅になったというのは有名な話ですが、それでもやっぱり、他のJRの駅とはことなり、ホームに降り立った時からディズニー気分でいっぱい。エスカレーターも、コンコースの柱もディズニー・ディズニー・ディズニーです。

 

 現在、イクスピアリを抜けた先にあるアンフィシアターで劇団四季が『美女と野獣』を上演中。なぜいままでこの地でディズニー・ミュージカルが上演されてこなかったかが不思議。今後、ディズニー作品はイクスピアリ近辺で上演して欲しいと思った位です(土地はまだまだありそうですし)。
 

イクスピアリの館内の垂れ幕も「アンコール!ザ・モーメンツ展」と「美女と野獣」が交互!

 

イクスピアリの中なので、こんなド派手な看板も周囲に馴染んでいてあまり目立たず。ディズニーの世界観はなかなか強力。

 

 イクスピアリの店内を歩いていて一瞬屋外になる「セレブレーションプラザ」が会場です。テーマパーク内ではないけれど、スタッフさんの発声や客あしらいがディズニー仕様。「楽しんでね」「行ってらっしゃい」「バイバーイ」とみなさんとってもフレンドリー。

 

 お出迎えはやっぱりこのシルエット。ウォルトおじさんとミッキー。なお、1983年開園時のミッキーは今と顔が違います。表情がまだ固いんです。マイナーチェンジを繰り返しながら、能面じゃないけれど、同じ顔(被り物じゃないですよ、ミッキーですよ!)なのにいろんな表情に見えるように進化しているのが凄い。

 

 まずは2013年~2018年のパレード「ハピネス・イズ・ヒア」の衣装から。TDR30周年を祝う、色鮮やかな全長500mのパレードでした。衣装が楽器になっているのが楽しい。一つ一つを至近距離でジックリ見物できるのが楽しいのですが、一つひとつが凝っているのでなかなか前に進めない、進みたくないんです。最初からこれってとっても危険(;^_^A アセアセ・・・

 

 こちらは私が大好きなワンマンズ・ドリームのフィナーレの衣装。舞台なのに白黒の衣装や装置が一瞬でカラーになり、最後はゴールドで締めとなるなんとも豪華なショーでした。歴代のショーで一番好き。

 

 トゥモローランドのステージは高さがあり、こんな至近距離で衣装が観られるということはないのですが、細かいところまで丁寧に作られているだけでなく、ダンサーが動きやすいようにあちこち工夫されているのが見て取れて、シアターゴーアーとしては幸せがいっぱいになります。マネキンの顔、モザイク版ミッキーw

 

 

マネキンの展示なのに動きがあるでしょ

 

 次の部屋は2008年~2013年のパレード「ジュビレーション!」のフロートの模型の数々。巨大な本番のフロートは迫力がありましたが、小さなミニチュアの模型だと全体像が良く見えて、これはこれで楽しい。それぞれ、ディズニー映画のワンシーンを表現しているので、ディズニーフリークはディズニー映画の鑑賞も欠かせません。

 

 

 

 

 オーソドックスなショーが多かったTDRですが、2006年~2014年の「レジェンド・オブ・ミシカ」ではエキゾチックな作品が登場。「伝説の生き物たちとの出会いと喜び」がテーマですが、どことなく宝塚の中詰めw

 

 

 

 さらにぶっ飛んでいたのが2000年の「スーパーダンシン・マニア」に登場したディズニー版ジュリアナ! ただ、このころになると、ディズニーのショーではあるけれど、ダンサー目当てのファンも多くなった気がします。そして、ディズニーの大がかりで豪華なショーのおかげで、劇場の低予算ショーがショボく見えてしまって困ることも💦。ゲストも巻き込んで、クラブミュージック、ディスコ、オールディーズなどを踊り狂ったショーでした。テーマパークのショーは観客も一緒に踊れるのが醍醐味。

  

 

 アメリカ、アフリカ、ヨーロッパ、アジアの四つの地域の文化や伝統文化を一挙に扱った壮大な作品がこちら。これ、アメリカだと各民族にあわせたキャスティングが可能でしょうが、日本だと(外来キャストも多数いらっしゃいますが)人種よりも、音楽とダンスにフューチャーした仕上がりに。人種問題を忘れて、平和に楽しめるのもTDRならではかもしれません。おもちゃ箱をひっくり返したようで楽しいけれど、個人的にはどれかに特化したものに集中したいです。

 

 

 

そんな中、日本のテーマパークならではの盆踊りにフォーカスを当てたのが2007年~2010年の「ボンファイアーダンス」。和×アラビアンテイストが斬新で、盆踊りの親しみやすさと、情熱的なアラビアンな味付けが何とも濃厚で熱かった~。

 

 

 2012年~2013年はダンスバトルが最高の「爽涼鼓舞」。様ざまなダンスチームがバチバチ火花を散らしたダンスを披露するのですが、中心でダンサーたちと一緒に踊り狂うキャラクターたちのダンス力にも舌を巻いたのでした。各地でダンスコンテストが開催されていたりしますが、ディズニーがコラボすることで噴水や花火や照明が加味され暑い中汗をかきまくり、水の演出でずぶ濡れになるのが夏気分いっぱい!

一見、提灯を並べただけ。でも、よく見るとミッキー💕

 

 

↑ミッキーたちの衣装。体型に合わせてかなり独特な法被たち。それにしても派手!

 

 いつしか日本にも定着したハロウィーンに合わせて2009年~2010年に開催されたショー「マウスカレード・ダンス/ミステリアス・マスカレード」のゴージャスな衣装たち。どことなく「美女と野獣」の世界観。アルルカンの色彩って独特ですね。ヴェネチアーン。

 

 

 

 

ゴーストたちのパーティなので、何の変哲もない扉もフラッシュ撮影するとこの通り!

 

 

 王道キャラクターによる主役も素敵ですが、悪役たちによる濃いキャラクターもなんとも魅力的なんですよね。両方楽しめるのが素敵。

 

 ということで、王道のコーナーも用意されています。今からの季節にピッタリなのがクリスマス・ショー。2010年~2011年に上演された「クリスマス・ウィッシュ」は上述のハロウィンとは対照的にパステルカラーで妖精たちが登場。フィナーレでは新宿コマ劇場の三段のせり上がりの回り舞台のようなものの上にダンサーたちがいならんで、クリスマスツリーとなるのが圧巻でした。こういうあっと言わせるアイデアにかけてディズニーってホント凄い。

この衣装来てみたい♪

 

 そして衣装展示の最後は2010年~2012年の「イースターワンダーランド」のコーナー。パレード前からゲスコンのお兄さん・お姉さんによるダンス指導があったりして、受け身ではなく攻めの姿勢で参加が求められるパレードが大好きでした。世界観は「不思議の国のアリス」ですかね。

 

 

 その他、撮影は出来なかったけれど、シンデレラ城をスクリーンしたプロジェクト・マッピング「ワンス・アポン・ア・タイム」のミニチュア版の再現があったりして、実際は混んでるし、視界に納まりきれなかったものが適正サイズで再現されるもんだから、もう釘付け。思わず二回見ちゃいました。

 

 会場内にはあちこちにフォトスポットがあったのですが(おじさん一人なのと、人数制限で人が少なかったので撮影ならず),一見展覧会タイトルを飾っているようなスポットも、時間によって映像が切り替わっていたりして、記念写真撮影が好きな方は悩み放題!

 

 

 

 

 

 最後はこれまた撮影NGでしたが、今後の新エリアの案内動画。『アナと雪の女王』『塔の上のラプンツェル』『ピーター・パン』の3つが同時に進行しているという今までにない規模の計画で、いずれもワクワクするものばかり。で、結局これです↓↓↓。これまでの40年間もずっと夢と魔法にワクワクさせられっぱなしでしたが、きっとこれからも魔法にかけてもらいに、TDRに通いつづけるんでしょうね、私。

 

 

【開催開始日】

2022年9月22日(木)
【営業時間】
10:00 - 21:00(最終入場は20:00)
【場所】
イクスピアリ 2F トレイル&トラック
 
【入場料(税込み)】
大人:1,900円 中人:1,400円 小人:900円
 
【公式サイト】
https://www.tokyodisneyresort.jp/treasure/encorethemoments/