手塚治虫の艶絵とダークな短編 | 動物イラストレーター・天城 準のブログ
以前描いた自分絵下描きが出て来た。
んーなんか・・・・・まぁ悪くないねぇ~悪くないから、とりあえずこれでも仕上げようかと・・・
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それはさておき。

昨日の夜、ひさびさに手塚治虫の短編集とか読み返した。
初期、ではなくてまぁ大体中期あたりのね。SFってか、ティスト的にブラックファンタジーみたいなカンジのとか。
すごいなんか・・・・・やっぱ色々な点で、重厚だと思った。重厚で濃密だなぁ、と・・・・・
ストーリーもすごいけど、なんか絵も、カナリ。
出てくる裸体・・・女も男も、妙に肉感的なんだよな。

数年前に、「映画化」するってんで、これも数年ぶりに、「MW」原作本棚からひっぱり出して来たんだけど、そん時、一巻初めの方に出てくる主人公 (男) の裸体に、マジでギョッとした。
なんですかコレ、妙ななまめかしさがマジで・・・・・・・叫び
昨日は、読んでたのの中に出て来た女の人のヌード・・・オッパイのはりと形に殆ど脅威覚えた。
オッパイを侮るなかれ。いゃ誰も侮っちゃいないだろけどさ・・・アレって、描くの意外に難しいんだよ。
シンプルな線でくっきりと描いてあるから特に際立って見えるってのかも知れませんが・・・それでもついつい思ってしまう。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・なまじっかの美術書に載ってる裸婦のより、おっぱい色っぽくアリマセンこと??
まぁさすがに医学やってただけのことはある・・・・・というか。
手塚治虫の絵の色っぽさは、ファンでなくても結構有名だからな・・・・・・

デッサン会行き始めて、約三年。
目が肥えた・・・ってのかなぁ~子供の頃から慣れ親しんで来た手塚治虫の絵が、どんだけすごいかってのがだんだん身にしみるようになって来たのです、いゃマジで・・・やっとかよ、ってなカンジなんすけど。(笑)

なんか気がついたら、手塚治虫の絵ばっか語ってしまった。
だって、絵、すごいんだもんな~赤ん坊のおちりとか動物まで色っぽいしね~
願わくば、私もあんなカンジで色々なの色っぽく肉感的に描ければなぁ~と・・・ずーっと考えていた・・・

少し前の記事で、携帯ストラップの話 したの覚えてる?
きたないストラップいつまでもつけてる人と、そのストラップをくれた、死んでしまった恋人ストーリー・・・・・
いや、単なる私の想像、ってか妄想話ですが。
その汚いストラップをつけていると、死んだ恋人からまた昔のように電話がかかってきそうな気がして、その人は、周りからなんと言われてもストラップを外せないんだよね。
そして、ついに、ある時、そのストラップの携帯から、死んだ恋人から電話がかかってくるようになるの。

・・・・・・・ホラーだよな、なんか。

手塚治虫の短編の中に、似たようなのあった。まぁ似てるってか似てないってか。

学生闘争の時の話。
赤軍派の主人公は、学内の一室に立てこもってるの。
ある時、電話がかかってきた。主人公がそれを取ると、相手は女でもって、主人公に「デートしてくれ」って言う。
主人公は色々最初いぶかしんでいたものの、悪い気はしないし、その内相手に好意を持つようになる。
ただ、彼女を知る者によると、彼女は実は半年前に死んでいると言う。だけれども電話は、その日以降もかかって来る。
何回目かの電話の後、彼女は主人公にこう言うんだよ。「とうとう明日会えますね」って。
その「会える」と言ったその日、主人公は闘争中に、死んでしまうんだよ。
そして主人公が死んだその日、主人公の抗争仲間がある電話を受け取るの。
電話の中では、主人公が嬉しそうに「彼女と会えた、もうすぐぼく達は結婚する」って報告するんだ。

もちろん電話ったって、携帯じゃアリマセン。普通に黒電話。

携帯のも、ラストで主人公が恋人とあの世で再会して・・・って、ある意味そういうハッピーーエンドっぽい終わり方にするってのもアリだよなぁ~・・・って、なんとなく思ってしまった。
そうすっと、ただのホラーってよりダークだけどファンタジーぢゃんか。

私は、手塚治虫のダークのって結構好きだよ。
なんかどーもあんまり世に知れ渡ってませんが。


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