具体的な場面として、プロジェクトの進行中に予期せぬ障害が発生したときを考えてみましょう。

 

 

甘え下手さんの場合: 

 

プロジェクトの進行中に予期せぬ問題が発生したとき、甘え下手な人はその問題を自分で解決しようとします。

自分の限界や知識不足を認めず、一人で抱え込んでしまうことがあります。

 

その結果、解決策が見つからず時間がかかり、プロジェクトの進行が遅れたり、品質が低下したりする可能性があります。

 

また、他のチームメンバーや上司に問題を報告することをためらい、情報共有が不十分になることもあります。

 

甘え下手な人は、人に頼るのが下手と言われますが、外から見たら下手なんですが心理では違うんですよね。

甘え下手な人は、自分のために人の手を煩わすのが悪いと思ってしまったり

人に負担をかけると死にそうなくらいに苦しかったりするのですよね。

 

私も10年前はそうだったのでわかります。

苦しいですね。

 

 

それに対し・・・

 

 

甘え上手さんの場合: 

 

同じような状況で、甘え上手な人は適切なタイミングで助けを求めます。

 

プロジェクトの進行中に問題が発生した際には、すぐに他のチームメンバーや上司に連絡を取り、

問題を共有し、協力して解決策を模索します。

彼らは自分の限界を認め、他人の知識や経験を活用することで、より効果的に問題を解決します。

 

その結果、問題解決が迅速に行われ、プロジェクトの進行がスムーズに維持されます。

また、チーム全体が問題に対処するための情報を共有し、連携して行動することができます。

 

 

甘え上手な人は、基本的に自分ができなくてもいいと思っていますし、

間違っても大丈夫だと思えています。

 

そして、人は助けてくれるものだという信頼があります。

 

だから、すぐに連絡し、助けを求められるのです。

結果迅速に解決し、利益も大きくなるわけですね。

 

 

なんだ、この差!

と思いますよね。

 

これが、リアルな甘え下手さんと甘え上手さんの違いです。

 

 

ここには、わりあい成育歴が関係しています。

これまでに学んできた人間関係の方法を今も使っているのです。

 

親によって教えられた方法があまり上手なものではないならば

いまから自分を育て直すしかありません。

 

 

安心してください。

育て直しは可能です。

 

甘えは何歳からでも育てられるという研究結果がでています!

 

 

また、行動遺伝学でも思春期以降は自分で自分を育てられると言います。

 

 

いまから、はじめましょう。

 

 

この場合は、まず

 

・一生懸命にしたのだからそれでよし、まずはよくやったと自分をねぎらう

・人は割と優しいと言い聞かせる

・人は助けた相手のことを好きになると知る

・感謝を示すことが相手の報酬になり、自分にとってもよいことを知る

・頼ってダメならほかの人に頼めばいいと知る

 

ということをつぶやきながら腑に落とすことですね。

 

 

1か月すれば腑に落ちてきますよ。