先日、熊野速玉大社に詣でる機会があり、神倉神社に以前参ったことを思い出し、早速行ってみました。
神倉神社は、天ノ磐盾という峻崖の上にあり五百数十段の自然石の石段を登った先に御神体のゴトビキ岩という大きな岩があります。
さて、かれこれ１０年以上ぶりに来ましたが、前回はダッシュで駆け上った記憶があったのですが、、、、、
鳥居の前に立ち、急峻な階段を見上げますと、、、、
これから東京まで車で戻るための体力を温存しておかないと、眠くなったらどうしよう、、等々迷いがでたのでした。
友人と二人で、もう半分昇る気持ちになりながらも、鳥居のところでぐずぐずしていたところへ、ご高齢の男性が軽々と階段を降りてこられました。
すれ違いざま、興味深げにこちらを笑顔でみる男性に、登るかどうか迷っています！って思わず声をかけますと、、、、
いま、見えているところが一番きついだけ、あとはまあ大丈夫ですよ、、といって、
なんと、親切にも最初の急峻に見える階段の部分を、私の後についてきて、といいながら、一緒にのぼってくださいました。
たった今下りてきた階段を、私たちの道案内のためにさっさと登り始めた男性、こりゃもう行くっきゃない、迷いがすっと吹っ切れ、意外と軽々と登れたのでした。
彼は、神様のおつかいに違いない（笑）と、感謝しながら、ゴトビキ岩を目前にして、ああ、登れてよかったと、２人とも思った次第でした。
疲れるどころか、、パワーみなぎり、不思議なくらい元気になったのでした。
いつも必要な時にかならず助けは用意されているのですね
