相思相愛 | 眼をみればすべてがわかる

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自分が使わせていただく道具って、言うまでもないですが、とても大切です。

 

調理器具、手術道具、診療道具、PC、車、、、、

愛情をもって、感謝して、祝福して、とても大切に扱うときその「物」は自分の一部となって素晴らしい結果をもたらしてくれることを感じます。

 

先日ご縁があって、新しい弓が手元に届きました。

19代柴田勘十郎御弓師作で、約100年近く前の弓ですが、旧家の蔵から発見されたそうでご縁があって私の手元にくることになりましたが、とても良い状態でした。

 

以前、ひとめぼれした弓も同じ御弓師の作で、すごく強い弓でしたので最初はまったく開くことすらできなかったのですが、引けるようになりたいと心底思ったおかげで、本当に引けるようになり、初めてまともに引けたときには弓との一体感がうれしく、矢を放った瞬間、強烈にす~っとしたのでした。

 

最近手を痛めていて、弱い弓を引いても、弓の反動が厳しかったのですが、、

この新しく手元に届いた弓は船底という形をしていて(もう今ではこの形の弓を作れる弓師がいなそうです)手への反動が少なく、お稽古が終わったときに、いつも感じる痛みが格段に少なかったのでした。

 

この弓も手元に来た瞬間一目で大好きになって思わず抱きしめたくらい、笑、手にするのがうれしくてうれしくて、ありがとう本当にありがとう、私の手元に来てくれて、、、ともう感謝と祝福の嵐で、引くのが本当に楽しく嬉しかったのでした。

 

それをみていた弓の先生が、その弓と相思相愛ですねと感心するぐらい、私の一部となっていたのでした。

 

そういう感覚でどの道具とも相思相愛で自分の一部として大切にしていきたいですね。