(過去記事1)の続き

 

 

(過去記事1)でとりあげたブログ.

ただの騒音だけじゃなくて,教員が生徒を恫喝している声を日常的に聞かされるのはとてもつらいと思う.

そのブログの2023年12月24日の記事から,

2015年頃に学園内で飛び降り自殺があったことも知った.

2015年というと佐藤氏が高校一年で不登校で出席日数が足りなくて留年かと,学校に転校推奨されていたとかいう頃ね.

学園内では日々いろいろなことが起こっているわけだ.

 

 前にうちの小学校で盗難があって担任と相談した時,担任が言った事で覚えているのは”盗難には教員は慣れっこになってしまって軽く考えてしまいがちなのを反省したい”ということ.その先生はとても良い先生.正直に話してくれて感謝している.

 交番に行って相談したら,”今すぐにでも捜査に入りますというか入らないわけにはいきません”と言われて,慌てて制止したのと正反対だった.それ以後半年間にわたってクラス替えするまで警官が毎月電話をかけてきて進展をきいてくれた.

 学校が保守的なのと警察の積極性が対照的だった.

 

 話を戻す.

 

2013年頃佐藤氏世田谷学園事件だが,今回の事で,

私が一番ショックだったのは

2009年3月12日の文科省からの不登校者の扱いに対する通知を

2015年度冬(佐藤君高1)の段階で,学園が知らなかった

ということだ.

通知から7年近くたとうとしていたのに,浸透していなかったという事だ.

 

 

 

上のサイトをみると,文科省は不登校生徒への支援について

1993年3月19日

2009年3月12日

2017年3月28日

2018年4月3日

2019年10月25日

2023年11月17日

と通知を出している.

 しかも2019年のものはタイトルからして内容が丸わかりのものなのだ.

高等学校における不登校生徒が学校外の公的機関や民間施設において相談・指導を受けている場合の対応について

 長い文章の中にちょっと紛れ込んでいるとか言うレベルではない.大々的にニュースにもなっていた.

それでも現場にはいきわたっていないんだ.

 

こう書くと,読んでいる人に次のように言われる気がする.

 

おいおい,こんなことでショックなのかよ,これはこの学園に限った話じゃないよ.現場の学校なんて校長・教頭・学年主任・担任も含めてみんなこんなものだよ

と.

 

まあ,そうなのかもね.この佐藤君の父親がしっかりした人でちゃんと調べたから対応できたのであって,全国には真に受けて転校・中退しちゃった生徒は沢山いるんじゃないだろうか.

 

 でも,だとしたら,これって学園だけじゃなくて文科省にも責任あるんじゃなかろうか?

現場に周知してるかどうかをチェックする機構はあるのだろうか?

 

 

中2の担任が生徒の携帯電話番号調べて恫喝の電話いれてきたというのもショックといえばショック.

 

(過去記事2)のシリーズで書いた塾講師(教員目指してバイトの国立大学教育学部生)だって,私が塾長へ欠席の電話連絡したのに,彼みずから私の自宅へ恫喝の電話してきたし.

同じ種類の人種だろう.私の場合幸運だったのは,私が反論できるタイプだったし塾長は私の意見を理解していたし,こちらも週1回2時間程度の塾にすぎなかったし,むこうも時給数千円のバイトにすぎなかったから,むこうが突然辞めてことは済んだ.

あれが,塾でなくて中高一貫校の担任とかで毎日朝から夕方まで顔を合わせる関係だったら大変だったな.

 あの塾講師があれから教員になったのかどうかは分からないが,あの経験は彼の教員人生にとってはプラスになったと思うよ.

 

続き



(過去記事1)

 

 『組織を信用するという事・私学(3/5)』(過去記事1)の続き.  公立学校だったら異動が激しいけれど,Aさんが関係者処分を学校に求めて学校が拒否しているという事は,まだその関係教員は世田谷学園にいる…リンクameblo.jp


(過去記事2)