1/27土曜22:00からの

NHK 学校のみらい第二部

見た。

面白かった。

学校行政のトップの人たちはよく考えてくれていると感じた。


 現場の現役教員や(支援の場に関わる)元教員らの意識がまだ古く抵抗が強いのだと感じた。


特に工藤勇一先生の最後の言葉が響いた。

まず学校に行くことが前提で、そこで困ってから不登校になって新しいタイプの居場所を見つけるのではなく、最初からどういった居場所を選択するのかを考えられるようにするのが良い

そんな事を言っていた。


まさに。


工藤勇一先生というのは(過去記事1)で書いた西川さんの本のタイトルにもある西川さんが尊敬し感謝する元麹町中学校長。


 それと、30年フリースクールと学習塾で教えている古山明男氏が言っていたのは、不登校の子は勉強にたどり着く以前の安全安心の場が必要だと言っていたのが印象的だった。そうなんだよね。人権侵害を受けたり自己肯定感が下がったりして不登校になった頃は精神的にかなり厳しい事態になってる。学校との相性が悪いと察知できたら最初から不登校を選択するのが良いと思う。


 子供って小さい頃、幼稚園児とか小学校低学年の頃は素直なんだよね、親が学校行きなさいと言うと行ってしまう。そして無理を重ねてしまう。子供の特性無視して誰でも6才になったら4月には小学校に行くものだ、という親の固定観念が子供を苦しませる。子供の特性を親がよく観察し、学校の担任や同級生の雰囲気を見て、それ次第では行かないことを勧めるのは子供のためになると思う。子供が学校へ行きたいという意思が出てきたら考える。


 工藤勇一氏の

目的と手段を取り違えるな

どいう精神は重要だと思う。番組では、不登校児の2割が相談も支援も受けてないことを問題視していた。その一方で、支援したが役に立たなかったというケースもかなりあるとNPOの人の調査であった。療育でもそうだけど、支援支援とはいうけれど、支援自体がもくてきになってしまって、それによって効果があったかなかったかの視点があまりない。


(過去記事1)



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